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2007年2月

2007年2月28日 (水)

知ってはいたけど,最近まで分かっていなかったこと(1)



マクドナルドならハンバーガーが100円なのは知ってましたが,それが本当に安いことを分かってませんでした.


先日出張先で,昼休みが2時間ありました.時間つぶしに目の前のマクドナルドに入って,値段を気にせず,チーズバーガーとオレンジジュースを注文.店員から「200円です」と言われたときに,(安くて)驚きました.100円バーガーは安いですね(←なにをいまさら).


チーズバーガー


2007年2月27日 (火)

ポテトチップス



[rakuten:dh-apex:494767:detail]


じゃがいも・さつまいも・にんじんを2ミリスライスにして,電子レンジにかけてチップス作成.チップスクッカーに1枚おきに並べた場合で,電子レンジの時間は4分30秒ほど.美味なり.やっぱりジャガイモが旨い.リンゴは,なかなかパリッとせず.スライスには京セラのスライサーが便利でした.指ガードは必需品.



京セラ セラミックスライサー CSN-180 WH

京セラ セラミックスライサー CSN-180 WH



  • 出版社/メーカー: 京セラ

  • メディア: ホーム&キッチン





貝印 SELECT 100 指ガード DH-3021

貝印 SELECT 100 指ガード DH-3021



  • 出版社/メーカー: 貝印

  • メディア: ホーム&キッチン




2007年2月26日 (月)

いのべーしょん



イノベーション25中間取りまとめ(案)



「中間とりまとめ」の位置付け


イノベーション担当大臣 高市早苗


【「イノベーション25」策定に関する安倍総理の指示】


2006年9月26日に発足した安倍内閣では、イノベーション担当大臣というポストが新設され、私がその任にあたることとなった。組閣から3日後の9月29日、総理から、以下のような指示を受けた。


①日本社会に新たな活力をもたらし成長に貢献するイノベーションの創造に向け、医薬、工学、情報工学などの分野ごとに、2025年までを視野に入れた長期の戦略指針「イノベーション25」を策定すべく、来年5~6月を目途に、結論を出してほしい。


②まずは、「2025年までに日本が目指すべきイノベーションの姿」について、学界、産業界などの有識者の英知を集め、来年2月末を目途にまとめてほしい。


③この中間とりまとめの成果をもとに、総合科学技術会議等を活用し、これを実現する戦略的な政策のロードマップを策定してほしい。


安倍総理からは、「私の言う『イノベーション』とは、単に技術革新だけではなく、新しいアイデアや仕組み、ビジネスプランを含め、広く社会のシステムや国民生活などにおいて、今までとは違う取組みにより、画期的・革新的な成果を上げることなので、その考え方を徹底してほしい」、「技術に追われて、日々の生活や心にゆとりが無くなってしまうようなものでは困る」とのご注文もいただいた。




【闘え、日本!~国民とともに勝ち取る未来~】




伊野辺(イノベ)家の1日


この「伊野部家の1日」は、「Ⅳ.イノベーションで拓く2025年の日本」(p.37~p.50)を基に、約20年後の家庭の風景をイメージするものとして、物語風にとりまとめたものである。



本当に革新的な技術はラジカルなもので,ということは現役政治家は恐怖してもおかしくない代物かもしれなくて,そして,いつどこから出てくるか分からないもので.少なくとも,寝惚けた提言をするエンジニアを「寝惚けるな」と一喝するのが政治家の仕事ではないのか.


政治家とエンジニアがお互いに相手をなめたり騙ったりしあうのは望ましくない.


#追記(3月1日)


寝ぼけるなと一喝されたエンジニアが「寝ぼけてない」と反論し,両者の間で緊張感のある議論をするのが本筋ではないかと思う,ということ.


2007年2月23日 (金)

標準時



研究業務内容・標準時 国際原子時・協定世界時とうるう秒


時間を計る技術と同期をとる技術の両方が必要.「時刻」の本質は後者.


電波時計



電波時計で電池が切れる前に警告を出す機能が付いてるということで,目覚ましを買い替え.屋内の電波状況が悪いのか,24時間以上電波を受信しないことがたまに.


[rakuten:murauchi-denki:10796989:detail]


老人宣言・横尾忠則



NHKオンライン


番組を見ながらメモ.



20代のころは怖いもの知らずで


中年の間はびくびくして


70になって覚悟ができた



たまに仕事で恐怖してひどい肩こりに悩む中年が憧れてます.


2007年2月22日 (木)

在外研究員



少し前までは,大学には在外研究員の順番待ち行列があって,上から順に多くの教員が海外に短期滞在した.最近在外研究員の制度がなくなって,別の制度にかわって,順番待ちの行列がなくなって,大学の教員の人数は減って仕事量が増えて,教員がお互いに短期とはいえ海外に出て各種仕事を同僚に任せることを遠慮しはじめて,順番待ち行列があれば家族に海外渡航を説得するのも気楽だけれどもそれもできにくくなって,こうして海外滞在経験のない教員の割合が若手から次第に増えていく.海外の大学との太いパイプを持つ教員は,沢山の在外経験者の裾野があってこそ一定数存在するような性質のものかもしれず,こうしてボディブローのようにダメージが蓄積されていくのかもしれない.この手のダメージを自覚して何らかの手をうつのは,早いほうが良い.


議論がかみ合わない



全く異なる理由から同じ結論に達することがあって,結論部分だけを聞くと尤もだけれどもその結論に至った考え方は受け入れ難い,というようなことがたまにある.捕鯨をめぐる議論は,かみ合わせるのが大変.


2007年2月21日 (水)

かつおぶし



かつお節削り用に「オカカ7型」を購入.花鰹にはなりませんが,簡単に削れて便利.昼に削って,ポットに水と一緒に入れて冷蔵庫に入れておいて,夕食の味噌汁に使用.美味なり.



かつおぶし削りオカカ7型 12007

かつおぶし削りオカカ7型 12007



  • 出版社/メーカー: 愛工業

  • メディア: ホーム&キッチン




生活維持省



Passion For The Future: イキガミを読んで,「イキガミ」という作品を知りました.未読です.ただ,書評を読んで星新一の作品「生活維持省」を思い出しました.「ボッコちゃん」収録の作品.核の部分は,そっくりなのではないでしょうか.だからどうこう,というのではなく.


付記:今検索したら,同趣旨のコメントがWebに山ほど.



イキガミ 1―魂揺さぶる究極極限ドラマ (1) (ヤングサンデーコミックス)

イキガミ 1―魂揺さぶる究極極限ドラマ (1) (ヤングサンデーコミックス)



  • 出版社/メーカー: 小学館

  • 発売日: 2005/08/05

  • メディア: コミック





ボッコちゃん

ボッコちゃん



  • 出版社/メーカー: 新潮社

  • 発売日: 1971/05

  • メディア: 文庫




2007年2月20日 (火)

この国のはじまりについて



司馬遼太郎の対談集.相手は6名.



  • 林屋辰三郎「歴史の夜咄」昭和56年刊行

  • 湯川秀樹「日本人の原型を探る」昭和44年

  • 永井路子「鎌倉武士と一所懸命」昭和54年

  • E・ライシャワー「日本人物史談」昭和55年

  • 網野善彦「多様な中世像・日本像」昭和63年

  • 原田伴彦「天下分け目の人間模様」昭和54年


林屋辰三郎との対談で語られる鉄や米の伝来ルートの話とか,網野善彦との対談で語られる昆布やシイタケの流通の話とかの,中国朝鮮を含めた範囲での人の行き来の話を面白く読みました.とりあえず,林屋辰三郎の著作は今まで読んだことがないので,読もうと思って買いました.読み始めてちょっと読み方が分からず怯んでいますが.



日本の古代文化 (岩波現代文庫)

日本の古代文化 (岩波現代文庫)





2007年2月19日 (月)

歩行者用の信号機



薄型のものが普及しつつあるようです。美しい。


2007年2月16日 (金)

下流志向




本書の主題は「学びからの逃走・労働からの逃走」というものである.



「オレ様化する子供」や「ニート」について考えるための拠り所を提供してくれる本.すこぶる面白い本でした.


キーワードの一つは,時間.


労働主体と消費主体の二種類の主体が出てきます.労働主体は,働いて,周囲の人が評価してくれて,肯定的な評価を与えられた後で自分の有用性の確証を得る.一方,消費主体は,貨幣と商品の同時交換によって自分の主体性の確証を得る.こういった事柄を指摘したあと,教育も労働も,取り組んでから意義を理解するまでに時間がかかるため,消費主体にはその意義を理解することが困難であると指摘が続きます.そして,家庭内労働の減少などにより,家事手伝いを通じて主体性の確証を得るのではなく,人生の最初期から消費主体として社会に参加し主体性の確証を得る子が増えつつあるのではないか,という仮説が述べられます.


労働主体は,労働を通じて自分と自分の周りの人とのダイナミズムに変化を作り出します.そのダイナミズムは,自分の周囲に,親しい人のクラスタを作ること寄与する.一方消費主体は,貨幣と商品の交換のダイナミズムはあっても,人間関係のダイナミズムには欠けている.同書では,リスクヘッジには,そのような親しい人のクラスタが極めて重要であることを指摘して次のような記載があります.



リスクヘッジというのは「集団として生き残る」という明確な目標を掲げ,そこで集団的に合意されたプランに従って,整然と行動する人のみが享受できることなのです.



読後,いろいろ考えたくなります.


学ぶ前には学ぶことの意義を理解できず,定量化もできない.このとき,例えば「大学の学費の適正な金額」をどうやって見積るのか,このことは気になります.あと,官僚制は労働の一形態だと思うのですが,官僚制の定義には「誰がそれをしても同じ」というような消費主体と同様な傾向があったのではなかったか.


同書の内容を理解するには,私にはもう少し時間が必要です.


あと,同書は,町の「都市化」が,そもそも利便性の向上などを通じて「時間をゼロにするという要請から出てきた」と指摘しています.そして,消費主体に欠落している「時間性」の回復策として,次のような素朴な案を提示しています.



ルーティンを守ることです.日課を崩さない.



このことは,そのとおりな気がしました.そういえば,GTD(参照)によるスケジュール管理の基本も,週末に計画をみなおし,スケジュール管理のリズムを作ることにありました.


時間とかリズムとか生活と聞いて思い出すのは,三木成夫の本です.生き物は呼吸のリズムを刻みながら生きていくし,確か都市も臓器と筋肉系を持つ生き物になぞらえてなかったか.都市は,「時間をゼロ」にする機能を提供するために,規則正しく通勤時間に人が集まったり規則正しく「リズムを刻みつつ」機能しているのではないか.…都市と時間についても,気に留めようと思いました.


転勤を繰り返してサラリーマンとして働いてきて,退職して,孤独になったおじさん(私の○年後)は,親しい人のクラスタ,同書中で引用されている用語でいうところの親密圏を渇望するはずです.少なくとも,私は確実に渇望します.日常の親密圏がほしいとき,例えば宗教的な「講」のようなものがあれば,救われる気がします.同書は「二十一世紀は(中略)宗教的な時代になる」と指摘して閉じられています.この本を読んで,なんとなく,そうかもしれないと腑に落ちてしまいました.自分の老後の親密圏.この本は,そんなことまで考えさせてくれます.



下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち

下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち



  • 出版社/メーカー: 講談社

  • 発売日: 2007/01/31

  • メディア: 単行本





海・呼吸・古代形象―生命記憶と回想

海・呼吸・古代形象―生命記憶と回想





2007年2月15日 (木)

レーザーー墨出し器



「レーザー」というハイテクな単語と「墨出し」のミスマッチが面白いです.建築現場で使う基準器ですね.


墨壺(参照)を使って引いていた色々な直線を,昨今はレーザーで引くんですね.アマゾンでも買えます.何でも売っていて,驚きます.



BLACK&DECKER 垂直・水平レーザー墨出し器 BDL310S

BLACK&DECKER 垂直・水平レーザー墨出し器 BDL310S



  • 出版社/メーカー: Black & Decker

  • メディア: ホーム&キッチン




2007年2月14日 (水)

サカマキガイ



アカヒレヤマトヌマエビとともに水槽に居たサカマキガイが先日卵を産んだ.wikiをみるまで,こいつらが雌雄同体とは知らなんだ.


知らなんだといえば,ヤマトヌマエビのあの小さな体で海から川上へと遡上する下記の知識は,その様を想像すると,少し感動的です.



ヤマトヌマエビはアユと同じように幼生が海に下り、海で成長して川に遡上する両側回遊型(りょうそくかいゆうがた)の動物である。



2007年2月13日 (火)

リライトカードシステム



ポイントカードなどで,カード表面の印字を消したり書き換えたりする仕掛けが知りたくて,検索.ロイコ色素という言葉を初めて知る.


キリヤ: Q&A


404 Not Found


書き換えられる紙


Chromatic Properties of Thermochromatic Ink


2007年2月12日 (月)

自律ロボットを作ろうとして



ロボットを作る材料を探すと,すぐに,高精度なセンサー(感覚器)も,ロボット(身体)も,計算機(脳)も手に入ります.でも,例えば,ロボカップに参加する人々は,競技前のチューニングに気を使わないといけない.画像に写ってるボールを抽出できるように会場の照明にあわせて画像処理用のパラメータを人がチューニングしなければならない.自律ロボットの「自律度」は,残念ながら現状ではその程度.ロボカップが目標とする「人とサッカーをして,戦って勝つロボット」を実現するためには沢山のハードルを越えないといけなくて,そのハードルは,「屋外で(晴れてても曇っていても)眼の前のボールを見つけることができるようになること」といった,ごく初歩的な部分にもある.そして,そういった初歩的な部分のハードルがとても高い.なんでこんなに難しいのだろう,と思う.


感覚器と身体を抜きにした知能をめぐる議論には,なかなか迫力がでない.哲学を知らない私のような愚か者にも,視覚機能を人工的に実現しようとしたことがあるおかげで,概念形成とか認識とか理解とかいくつかの哲学的な話題については,玉と石の臭いの違いを感じることができる.


少し飛んで.


松岡正剛&編集工学研究所 編集活動クロニクルが「編集学」研究所と名乗らず編集「工学」研究所と名乗っているのを見て,工学者の私は少し嫌な気がしたものです.


山形県



テレビをつけたらNHK総合テレビ「鶴瓶の家族に乾杯」が目に入った.山形県西川町が写っていた.冬の山形.雪が降る中,レポーターは傘をさしていて,でも西川町の住人は例外なく傘をさしていなかった.これは私にも覚えがある.以前米沢に住んでいたころ,他所から来た人は,雪の中で傘をさしていてすぐにそれと分かったものだった.そういえば,セーターもウールのごついのを着てたっけ,他所の人は.他に,お茶請けに蕪のお漬物が出てきてたのも懐かしい.蕪のほかには,丸茄子のつけものも山形ではポピュラーでした.番組中の「ハット」は,初めて見た.あのお店に行けば,メニューにあるのかしらん.


2007年2月 9日 (金)

WATER



極東ブログ: グーグルは何かを知ろうとしている


ヘレンケラーにはサリバン先生が居て,グーグルには我々利用者が居る.ただ,ヘレンケラーにとっての「水」は,グーグルにはあるのだろうか.グーグルは身体と感覚器を持ってるのかしらん.サリバン先生の役割はグーグルのエンジニアかと思ったけれども,そうではなさそう.


グーグルの体表と正の帰還



極東ブログ: グーグルは何かを知ろうとしている


極東ブログ: オントロジーのW3C規格化は無駄


脊髄による自分の反応をメモ.


学習機械が自身の内部に構築する外界モデルには,外界だけではなく学習機械自身が含まれている.また,そのモデルは内部と外部の境目にあるセンサーから入力される計測データが構築する.グーグル内部のモデルを構築するのは利用者が入力した検索語で,学習が最適化する評価関数には検索結果のうち第何位を利用者がクリックしたか,その順位が含まれていると想像する.つまり,検索結果の上位を利用者がクリックする確率が高くなるような学習が好まれる.検索語は,利用者がその属性の一部のみを知っている事柄がほとんど.検索により表示したい事柄は,利用者が知らず,でも知りたいと思っている事柄が多い.そのような事柄のうち統計的に代表的なものが検索上位にくるように学習をおこなう結果,対象の属性のうち,どのような属性が利用者に流布して,どのような情報が流布しにくかったり正確に伝わらなかったり隠蔽されたりするか,そして,それら後者の流布しない情報のうちどのような情報を利用者は知りたがるかを予測できるようになる.そして,そのような情報を検索結果の上位にもってくるようにする.予測の確度が向上すると,グーグルは,利用者が入力した検索語を見て,その利用者が知りたいと思っているであろう事柄を検索語の一部を示されただけで予測できるようになり,それを提示し利用者の便宜を図ることができるようになる.そして利用者は,その提示に影響を受ける.その影響により検索行為の類型化が進んだりすると学習結果が偏るかもしれないが,仮に偏っても利用者の検索行為の類型化の結果なので,利用者の多くは不満を持たないかもしれない.でも類型化するかどうかは分からない.


グーグルを道具として(もしくは強力な相棒として)使いこなすために,その「癖」を利用者が習得するような場面が昔はあったが,最近はグーグル側が利用者の「癖」を習得した,ということか.


2007年2月 8日 (木)

知的にマセている



算数とか社会とか地理とか歴史とか線形代数とか統計とか,新しい分野に出会ったときに,出来る奴はその分野の面白味に気づく.面白味に気付けるかどうかは,才能だと思う.


2007年2月 7日 (水)

留学生



色々な留学生が居ます.国の将来を思い,先端技術を真剣に学ぼうと志して日本の大学の門戸を叩く子から,そうでは無い子まで.中国やベトナムからの留学生は,日本にある大学を比較検討して留学先を決めているというよりも,親戚や知人が居る大学を優先して選択しています.そして,留学生どうしの交流は,とても密で,しかも大学を超えて広範に及んでいます.


先日,留学生の一人がバイク運転中に交通事故で亡くなりました.日本国内で葬式をあげて,遺骨が母国に帰ることになったのですが,その葬式代をはじめとして事故にともない必要なお金の工面が大変でした(本人が自動車保険に入ってなかったこともあり).そういったときに,留学生どうしの交流の力を感じました.


この保険とかそういった金銭面の制度に関しては,日本から海外へと留学する場合と,海外から日本へと留学する場合とでは,随分非対称であるようです.国際化とは,そういった制度面の整備も含めた改革のことを意味するのだろうと思います.すなわち,制度を整えて,なおかつ,留学生を迎えるための入学試験のレベルをきちんと上げること.


2007年2月 6日 (火)

忘れられた科学-数学



恩師のひとりに次の報告書を見せてもらいました.


忘れられた科学-数学


米国の数学振興政策の考え方と数学研究拠点の状況



(多くの国同様)米国においても,近年,NSFの数学研究予算がNFS予算全体の増加率を超える割合で増加していることに見られるように,連邦政府としては数学に注力している.




数学研究について,近年,特に中国の台頭が著しく,中国政府の数学研究予算は年率25~30%と急激に増加している.これに対して米国は強い危機感を抱いている.




(日本では)科学研究費補助金における数学研究費の額は増加しているが,全分野に対する数学シェアは減少している.



科学技術やら情報系やらを国の基幹に位置づけるのならば,数学への投資は不可欠です.そういえば数学畑の人たちが,お互いの研究室を訪ねたり訪ねられたりしながら議論しあう文化を,工学の分野と比べて濃厚に持っていることに驚いたことがあります.そういうコミュニケーションの費用を削ったり,新たに機会創出することを怠ったりすることは,喜ばしくないことです.数学のような真剣で豪華な遊びをする余力がどの程度あるかは,国力を測る重要な指標です.


2007年2月 5日 (月)

コンピュータは意識を持つか



極東ブログ: 機械は意識を持つか。コンピューターは意識を持つか。インターネットは意識を持つか。を読んで反応します.


「コンピュータは意識を持つか」という問いかけは,哲学的には興味深いです.ただ,その問いかけに工学的な価値がどの程度あるのか見当が付きません.コンピュータは意識を持てるか持てないか,意識を持てるとして如何に実現できるか,そのような問いかけはヒトへの影響を尺度にするとき,とても間接的です.コンピュータやロボットが意識を持つかどうかより私にとって重要なのは,それらコンピュータやロボットが,私たちを含む環境に対してどのように振舞うか,です.私に危害を加えうるか否か,話し相手になるか否か,(その行為を)信頼できるか否か,などです.


私たちを含む環境は,物理的に実在する物質から構成されていて,物理法則に従っています.映画マトリクスでは,そのような法則に必ずしも従わないシミュレーションの世界も相手にしていましたが,そのときでも,そのシミュレーションの世界を貫く何らかの法則が存在します.コンピュータやロボットは,自分の外部の世界をセンサーで計測し,自分の内部に存在するモデルと照合し,如何に振舞うかを決定します.ヒトを含む学習機械の多くは,このモデル自身を,センサーによる計測値により構築・更新します.モデルは外部の世界を貫く法則を反映していて,そのモデルの表現能力や,計測データとモデルとの照合能力などが,コンピュータやロボットの振る舞いに強く影響します.振る舞いの現れ方は身体の形状や能力(筋力など)に制限され,その制限は,次の時刻に計測される値も制限します.


このような観点から,私は,計測と(身体や外部世界の)制御とが,意識を持っているかのように振舞うコンピュータやロボットを実現するためのキーテクノロジーだと考えます.意識を持つか持たないか,意識を持ちうるか持ち得ないか,こういった考察は,これらテクノロジーの開発に有用な知見を与えてくれそうに思えません.


外部の世界と内部の世界の境界に位置するのは,センサーです.例えば視覚センサーは目,聴覚センサーが耳です.こういったセンサーは,物理現象を,デバイスの物理的性質(外部の世界が従う法則)に基づいて,電気信号へと変換します.ヒトの目は水晶体と網膜という光学系を持っていますし,耳は鼓膜と蝸牛などの構造を持っていて,それら構造は光や音を電気信号に変換するのに適した構造をしています.このため,同じ構造をCCDカメラやマイクロフォンも持つことになります.意識をめぐる議論の一部分(小さな一部分)は,物理法則にしたがって構造が決まるのはセンサーのみか,それとも信号の処理系にまでおよぶのかといった議論と遠くのほうで結びついている気がします.


センサーが取得した信号を「処理」していく.この処理の機構が,どの程度「記号操作」で可能なのか.ヒトの脳内における「処理」はもちろん物理現象や化学現象に還元できるはずですが,そのような現象を支配している物理法則や化学法則をヒトは既に知っているのか,それともペンローズが主張するように知らない法則があるのか.センサーには間違いなく「最適な構造」が存在しますが,脳にも,そのような最適物理構造が存在するのか.


計測データの知的処理が「記号処理」へと還元可能であるとして,そのような処理の開発はいたる所でなされています.音声認識や画像認識は,そのような研究開発の一例です.そして,そのような処理が高い能力を有するか否かは,実験をする前の,アルゴリズムの持つ美しさで相当程度判断できます.このことは何を意味しているのでしょうか.


知事選挙



昨日は,自分の住んでいる愛知県の知事選挙でした.政策上の争点とか立候補者の主張とか,投票の際に考慮すべき材料が私には不鮮明でした.東海圏は景気が良い云々とは良く聞くのですが,例えば自分に関係ある事でいえば,子供に対する医療費助成は東京23区と比べると全然かないません.負債を返しながら好景気に耐えるような話なのだと思うのですが,その耐え方に関する論争のようなものを聞きたかったですが,あまり聞けなかったように思います.


Windows Vista



ログインの際パスワードで個人認証をしていながら,音声認識に対して話者認識をしていないのは,少しおかしい気がします.発話者が計算機の前に座っていることを保障したいならキーを押しながら発声させるなどの工夫をすれば良いですが.


ITmedia エンタープライズ:Vistaの音声機能で悪質コマンド実行の恐れ


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