留学生
色々な留学生が居ます.国の将来を思い,先端技術を真剣に学ぼうと志して日本の大学の門戸を叩く子から,そうでは無い子まで.中国やベトナムからの留学生は,日本にある大学を比較検討して留学先を決めているというよりも,親戚や知人が居る大学を優先して選択しています.そして,留学生どうしの交流は,とても密で,しかも大学を超えて広範に及んでいます.
先日,留学生の一人がバイク運転中に交通事故で亡くなりました.日本国内で葬式をあげて,遺骨が母国に帰ることになったのですが,その葬式代をはじめとして事故にともない必要なお金の工面が大変でした(本人が自動車保険に入ってなかったこともあり).そういったときに,留学生どうしの交流の力を感じました.
この保険とかそういった金銭面の制度に関しては,日本から海外へと留学する場合と,海外から日本へと留学する場合とでは,随分非対称であるようです.国際化とは,そういった制度面の整備も含めた改革のことを意味するのだろうと思います.すなわち,制度を整えて,なおかつ,留学生を迎えるための入学試験のレベルをきちんと上げること.
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