相撲
大相撲春場所がおわった.
相撲はスポーツという芸を見せる興行であり
これまでテレビで,そういうものとして,相撲を観てきた気がします.そしてそういう相撲が嫌いではない.嫌いなわけがない.興行として面白ければ面白いのだから.「興行」と聞いたとたんに関心をなくすその態度には,なんというかカマトト入ってる.手品を観て「嘘だ」と言ったり劇中で泣く俳優を観て「うそ泣きだ」と言ったりする頓珍漢にも近い.評価軸がずれてる.
野球で言えば大リーグから4割バッターが居なくなった(一方で1割バッターも減った)のと同じ法則にしたがって,相撲でも力士全体の平均スキルは向上し,トップとボトムの差は小さくなる.その大局的な傾向からは逃れられない.
相撲業界に興行色を排除し勝敗を本気で競い合うことを要求して,一方で横綱大関に従来どおりの勝ち星を要求するのは,それは無茶だと思う.
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