見世物小屋
目次
はじめに
第一章 愛の驚き
夏の葬列 山川方夫
愛の手紙 ジャック・フィニイ/福島正実訳
窓鴉 式貴士
雨傘 川端康成
第二章 みじかい驚き
よけいなものが 井上雅彦
蟻の行列 北野勇作 イラスト=森川弘子
絵の贈り物 画=福田隆義
老年 藤沢周平
夜のリフレーン 皆川博子
草原の人形 眉村卓
渚の風景 佐藤愛子
ルーツ 河野典生
返書 赤江瀑
雪に願いを 岡崎二郎
第三章 おかしな驚き
ニュースおじさん 大場惑
江戸宙灼熱繰言 いとうせいこう
第四章 こわい驚き
鏡地獄 江戸川乱歩 画=片山健
托卵 平山夢明
第五章 未来の驚き、「私」の驚き
戦士たち 光瀬龍
ひとつの装置 星新一
太陽系最後の日 アーサー・C・クラーク/宇野利泰訳
おわりに
文庫版あとがき
第四章の平山夢明作「托卵」が私には圧倒的に面白かった.見世物小屋で,断食・不眠の芸を見せる男をめぐる話.あとは第三章の「ニュースおじさん」と.
本物の見世物小屋を見た経験が私には無い.活字ではじめて見世物小屋に触れたのは,たぶん「柿の種」だったと思う.自分に欠けてる多くの部分のうち,ある部分を代表するなにかのシンボルだと思う.
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