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2007年5月

2007年5月31日 (木)

年金問題と背番号



asahi.com:朝日新聞 年金記録問題 - ニュース特集


年金を支払って受けとった用紙には,「年金請求の時期まで保管せよ」と書いてあった.でも,まぁ,紙切れを数十年保管し続けるのは易しくないかもしれない.というわけで,年金に関する記録は国に管理してほしい,するべきだ,という議論になってる気がする.国が管理するべきだと,私も思う.そして,国が国民ひとりひとりに関する情報を管理するためには,ひとりひとりに固有のIDを割り振る必要がある.当然その必要があって,IDを割り振らずに管理するのは税金の無駄遣いだ.


「国民総背番号制」とかなんとかビッグブラザーな印象を流布して国による国民の情報管理に反対して,一方で年金の情報は国が管理すべきだと言ってる人が居れば,その考え方には整合性が欠けているように思う.


出入国の際の,指紋や虹彩などバイオメトリクスによる個人同定にも日本では反発が強い.不法移民で悩む国では,率先して国民にIDを割り振り,バイオメトリクスの導入にも積極的.そういえば先日パスポートを更新してICチップ付きのパスポートになったけど,バイオメトリクスに関する情報の登録はしなかった.いつから義務化されるのだろう.


2007年5月30日 (水)

じしん作くん



収納を増やすことも考えて,下記の商品を購入.天井と箪笥の間に挟んで,突っ張る形式の収納.





商品購入ページには,商品に関する注意書きがある.次のとおり.



注1:ご購入前に設置場所の寸法をご確認下さい。


注2:じしん作くんはお客様組み立て商品です。


注3:大きな地震が来る前にご注文ください。



注3がナイス.耐震グッズ全てに当てはまる注意書きだ.


2007年5月29日 (火)

構造主義




構造主義 (文庫クセジュ 468)

構造主義 (文庫クセジュ 468)





読了.これまでに数冊関連書籍を読んでたはずだったけど,まったく理解してなかった(誤解していた)ことを知った.なんということだ.


「群」による冒頭の説明が,すこぶる明快だった.あと同書のIII-10「有機体の構造」では,思うところが色々あった.


例えば,安藤らが進めるこの研究(参考)が指摘するような昆虫を含む生き物が持つセンサの構造の巧みさとか.人間の視覚野が持つ大小さまざまなスケールの特徴を抽出する演算子は DoG(Difference of Gaussian)で近似できて,このフィルタが「スケールに関して半群の性質を持って」「フィルタリングすることで特徴を増やしてはならない」といった数個の条件から数学的に唯一演繹的に導出されるものであることとか.


環境×表現形×遺伝子プールの相互作用として立ち現われる構造が,数学的な構造としても指示されること.こういう面白さに関する体系でもあった.


2007年5月28日 (月)

松岡農水相自殺



とても痛ましい.背景や本人の人となりのことを全く知らないけれども.


asahi.com:松岡農水相の自殺、参院選控え安倍政権に打撃 - 松岡農水相自殺



松岡氏の自殺で「政治とカネ」にまつわる不明朗な印象が強まるのは避けられず、



上のような書かれ方も,なんだかなぁと思う.身から出た錆(なのであろう)とはいえ,カネの話のせいで本質的な議論が出来ない状況に迷い込むと,カフカな城の気分になりそうだ.



「夏彦の写真コラム」傑作選〈2〉 (新潮文庫)

「夏彦の写真コラム」傑作選〈2〉 (新潮文庫)





山本夏彦が今から15年ほど前に書いたコラムを思い出してみる.当時で,国会議員が活動に使うために支給されるお金が4千万円,実際に政治活動をするのに必要なお金が1億2千万円.



その差八千万円を議員は都合しなければならない.政治献金などによるよりほかない.




(資金獲得のためのパーティなど)国会議員にこんな情けないことをさせていいのか.




かりにも国政を預けるのだ.金の心配をさせぬがいい.




なぜ議員に出す金を惜しむか.私は国民のケチなのに驚いている.



「交付金が減ると研究教育活動が滞る」と不満を述べたことのある国立大学法人の教員は全員,上記コラムに賛成するか.


2007年5月23日 (水)

「一般向け」に書いたものであることを言い訳にしない人のほうが好きだ



最近たまに、上の本に書かれていた下の言葉を思い出す。



これまで私は、”一般向け”の著作においては、一つの個人的規則に厳密にしたがってきた。(中略)専門家にも、興味をもった素人にも同じように読めて、しかもどちらをも満足させる科学書というジャンルはいまだ可能だと私は信じている。




専門的な著作と一般向けの解説書とのあいだで、概念上の深みがわずかなりとも異なるようなことがあってはならない。



2007年5月22日 (火)

こども



本を探してたら,ひょっこり別の本が出てきた.



噴版 悪魔の辞典

噴版 悪魔の辞典



  • 出版社/メーカー: 平凡社

  • 発売日: 1986/05

  • メディア: 新書





子供


最近の子供はわからんという大人がいる.よほど,なにもわからん大人がいうのであろう.(中略)子供は大人ほど,変わっていないのだ.縄文時代の赤ん坊と現代の赤ん坊とくらべるがいい.ほとんど変わりは認められない.だが,二十歳の縄文時代人と現代人とを比べて見よ.



なんというか,普通にその通りだと思う.


2007年5月21日 (月)

GIS



GISとは・・・



地理情報システム(GIS:Geographic Information System)は、地理的位置を手がかりに、位置に関する情報を持ったデータ(空間データ)を総合的に管理・加工し、視覚的に表示し、高度な分析や迅速な判断を可能にする技術である。



今後もますます重要になる技術で.GISで管理する情報を更新する頻度を,年数回といったゆったりしたものから,毎秒更新といった頻度へと変革する.各位置にぶらさがったセンサがリアルタイムに情報をGISに提供する.計測データの確度とともに管理して,「高度な分析」の結果もGISに反映する.センサネットワークの意義のひとつは,そういう実現のされかたをするように思う.


2007年5月19日 (土)

師匠をもつ必要性をWebとかグーグルは減らすか



減らさない、と思う。むしろ増加させるだろうと思う。


今日公園を散策していて、木の実を拾った。面白い形をしていたので持って帰って植物図鑑で何の実か調べた。名前が分からないので似た写真を探してページを繰ったけど見つからなかった。見つからないなとあきらめた頃に家人が帰って来たので知ってるかと聞いたら、アメリカ楓だと言う。検索したら、そのとおりだった。


マンサク科フウ属アメリカフウ(モミジバフウ)


検索ついでに、植生とか街路樹への利用とか色々と情報を得た。ついでにと思って、「最近咲いてる花で、小さくて、花びらが6枚あって、つぼみは小さくて固そうな球形で」と聞くと、ニワゼキショウだと言う。検索したらその通りだった。その花は1日で枯れることなど、いろいろとWebを介して情報を得ることができた。


ニワゼキショウ(庭石菖)


こういった知識獲得の過程は、とても典型的だ。まず興味をもって、師匠に名前を教えてもらい、検索する。検索エンジンは、語→関連情報(見た目の映像も含む)の検索は得意だけれども、逆引きが(ものすごく)苦手である。写真を示してアメリカ楓だと答えたり、鳥の鳴き声を入力して鳥の名前を答えたりする仕掛けは実用レベルにはほど遠い。そのような仕掛けの実現に必要な画像/音声認識技術は、かれこれ数十年の研究の歴史があるがまだまだ実現しそうにないし、仮にここで示した例程度のことが実現したとしても、と思う。


師匠と行動をともにすると、実体から情報への逆引き結果を、様々な抽象度のレベルで逐次獲得することができる。木の実を見れば名前を教えてもらい、野鳥の声を聞いてその鳥の名を知る。空振りすれば打撃フォームの欠点を言葉で指摘してもらい、数式を前に解き方を聞く。高度な知識体系を獲得するためには、こういった実体→情報の指導を繰り返し必要とする。Webが、その繰り返す頻度を高くする(早くどこかに到達する)可能性は十分あるけれども、しかし師を持つ必要性はWeb以前と以後とでほぼ何も変わらない。むしろ、頻繁に師匠を必要とするという観点から、必要性が増しているのではないか。そしてそういった頻繁な需要に応える必要性のために、師匠の役を演ずることが以前より難しくなりつつあるのではないか。


2007年5月17日 (木)

ネットワークとか脳とかグーグルという生き物とか.



ネットワークを神経系とかシナプス系に例えて,交換される情報を脳の活動に例えたりして.そしてみんなの意見を交換して集約してみると「みんなの意見は案外正しい」らしくてホッとするのも束の間,当の人間の脳はというと「脳は意外とおバカである」らしい.



「みんなの意見」は案外正しい

「みんなの意見」は案外正しい



  • 出版社/メーカー: 角川書店

  • 発売日: 2006/01/31

  • メディア: 単行本





脳は意外とおバカである

脳は意外とおバカである





脳内に構築されるモデルはセンサとアクチュエータが構築するもので,今日のネットワークにそれらに対応するものが圧倒的に欠落している気がずっとしている.情報技術の次のイノベーションは「センサー」の技術であると「予言」する人もいたりする(参考).どうなんだろ.



Cでつくる続 脳の情報システム

Cでつくる続 脳の情報システム



  • 出版社/メーカー: 啓学出版

  • 発売日: 1992/11

  • メディア: 単行本




ってなことを言ってると,ドラッカー御大は次のように言う.



IT(情報技術)革命は始まったばかりである.(中略)eコマースは,経済と市場と産業構造を根底から変える.




他にも新技術が新産業を生む.それが何であるかはわからない.だが,新技術,新産業が現われることは確実である.そのうえ,それらの新産業のなかで,コンピュータやITと直接かかわりをもつものが少ないであろうこともほぼ確実である.それらは,バイオや養殖のように予想外の技術から生まれることになる.



ドラッカー御大も内田樹先生も,これからは金銭的「資本」ではなく「知識」が重要になると指摘する.体系化された高度に専門的な知識が社会の核に位置するようになってきた.資本は資本のあるところに集まって労働者は詐取され続けるかと思ったら,肉体労働に関する生産性の向上によってプロレタリアがブルジョアになった.と御大は指摘する.同様に,知識は知識のあるところに集まって知識を持たないものは詐取され続けるかと思いきや,知的労働に関する生産性の向上によって…というシナリオを考えたときに鍵となるのが知的労働のマネジメントである.と御大は指摘する.


「あちら側」の世界にとびこんで,あちら側の知的レベルの向上に寄与しつつ,寄与することで自分のレベルを変革する.そういうシナリオと上記マネジメントの関係がよくわからない.関係ないのか.


こんな文を書いてないで自分の勉強をしないといけないことは確かだ.


2007年5月16日 (水)

メモ:タンタンの冒険旅行



映画ニュース - 映画のことならeiga.com



ピーター・ジャクソン監督とスティーブン・スピルバーグ監督のコンビが、世界的に有名なコミックキャラクター“タンタン”をモーションキャプチャーによるフルデジタル3Dアニメーションで映画化する、とドリームワークスSKGが5月14日に発表した。映画は全部で3本作られ、スピルバーグとジャクソン、アンブリン・エンタテインメントのキャサリン・ケネディの3氏がプロデュース。両監督はそれぞれ少なくとも1本を監督することになる。



フルデジタル3Dアニメ! クールなあの表情は,そのままであってほしい.


The Adventures of Tintin - Wikipedia, the free encyclopedia



Spielberg's love of the character is thought to have influenced the atmosphere and lead characterization in his Indiana Jones trilogy―both characters having strong moral codes and childhood adventures with the Boy Scouts. Spielberg has commented on the influence, noting he has "always loved Tintin", and that "some of Indiana Jones was inspired by the books".



「タンタンもインディジョーンズも,自分を律する強い規範を持っていて,こどもっぽい大冒険をする.」


「インディジョーンズの一部は,タンタンの冒険旅行の本に着想を得た」


2007年5月15日 (火)

確率伝搬法



統計科学と統計力学の関係を分かりやすく書いてあったり,変分法とかグラフィカルモデルのことが分かりやすく書いてあったり,画像処理に直接興味がなくても確率的な情報処理に興味のある人は一読の価値あり.



確率モデルによる画像処理技術入門

確率モデルによる画像処理技術入門



  • 出版社/メーカー: 森北出版

  • 発売日: 2006/09/21

  • メディア: 単行本




2007年5月14日 (月)

うそとまこと



例えばクラブに行って,モテて,いい気分で帰ってくる.客なら誰でもいつもよりモテる.客は,そういうことを承知で,でもひょっとしたら俺だけかもムフフと内心思ったりして余韻を反芻したりしておしまい.ところが中にはたまに,本当に俺だけが特別モテているのだと勘違いして日参したりして身を持ち崩すお人よしが居て,そういう人物は,サービス(虚構)と現実の区別がつかない愚か者の烙印を押されておしまい.あ,たまにおしまいにならずに,どろりとする.リアルな玄人が提供する良質のサービスにおいて虚構と現実の見分けが難しいこと,家庭用ゲームの比ではない.オトナがコドモに発する警告の総量は難易度に比例させても良い気がするが,どうだろう.


作物の一代雑種



病害虫に対する耐性を強化したり収量を増加させたりすることを目的に,しかるべき親(雄と雌)どうしを掛け合わせてハイブリッド=雑種を作る.このとき,しかるべき親と親を掛け合わせる作業を,手作業ではなく自動的に効率よくおこなう必要がある.例えばイネでは通常,一つの花に雄しべと雌しべがあって,しかも花が閉じた状態で受粉する.このままでは,自殖してしまい,適切な親どうしをかけあわせることができない.そこで,自殖せず,閉花受粉ではなく開花受粉するようにしないといけない.また,そのような機構を実現できたとして,しかるべき親どうしがかけあわさって出来た子供は自殖して実をつけないとハイブリッドの米を収穫できない.そのような「ハイブリッド・イネ」を実現する性質のひとつは,「雄性不稔性」であるとのこと.すなわち,自らの花粉を作らず,他の花の花粉を受け入れるような性質を人為的に持たせて,一代雑種=ハイブリッドな作物を作る.


このようなハイテクノロジー抜きでは,昨今の農業は語ることができないはずで,その技術の背景を知る上で,下に挙げる本がすこぶる参考になったし,面白かった.ハクサイの栽培で,想定外の系統の花粉が飛んできて思いがけない掛け合わせが起こったりしないように,海上に散らばる離島に隔離して採取栽培するエピソードなど,知らない話が山盛りだった.このような一代雑種をめぐる技術は,さらに,窒素肥料を製造する技術(参考)も必要とするのだろう.



作物の一代雑種

作物の一代雑種



  • 出版社/メーカー: 養賢堂

  • 発売日: 2007/01/31

  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




2007年5月11日 (金)

ジャージの二人・さるかに合戦と桃太郎



寺田寅彦随筆集第四巻「さるかに合戦と桃太郎」より抜粋.例えばさるかに合戦の話を,「さるが資本家でかにが労働者でさるは柿の実を詐取していて,などと教える小学校の先生が居るというニュースを受けて次のような記述が.



おとぎ話というものは,だいたいにおいて人間世界の事実とその法則とを特殊な比喩の形式によって表現したものである.(中略)その事が善いとか悪いとかいう批判を超越して実際にこの世の中に起こっている事実なのである.



長嶋有の「ジャージの二人」を読んで,上の文章を思い出した次第.



寺田寅彦随筆集 (第4巻) (岩波文庫)

寺田寅彦随筆集 (第4巻) (岩波文庫)



  • 出版社/メーカー: 岩波書店

  • 発売日: 1963/01

  • メディア: 文庫





ジャージの二人 (集英社文庫 な 44-1)

ジャージの二人 (集英社文庫 な 44-1)



  • 出版社/メーカー: 集英社

  • 発売日: 2007/01

  • メディア: 文庫




ミミズの飼育



手間をかけず屋外でミミズを飼って増やすのは,意外と難しい.山から落ち葉を拾ってきて積んだり,残飯を投入したりしても,なかなか増えない.と,お嘆きのかたに,朗報.「ヌカ」が良いとのことです.ヌカをまぶす.発酵で温度が上がるなどして,ミミズに良い環境ができるとのこと.


2007年5月10日 (木)

就職



今年は、学生の就職先の決定が早い。指導する側としては、いろいろと助かる。「大学でしっかり勉強せよ」と言いながら、大学での勉強時間を奪って数多くの面接などを課す会社が多くて困る。会社も必死なのだろうけれども。そして、学生にとっても「勉強どころではない」のだろうけれども。


就職に関して悩む学生に接するときの自分の態度を省みると、次の流儀に近いような気がする。


ひさしぶりの週末なので (内田樹の研究室)



私のカウンセリング理論は「相手が言ってほしい言葉を言ってあげる」というだけ



今日は、学校推薦で内定の決まった会社と、うっかりそれとは別の自由枠で内定の決まった「ひょっとしたらより魅力的かもしれない会社」とのどちらを選択するかでトコトン悩んでる学生と話をした。その学生自身にも言ってほしい言葉が分からず、上記の流儀が適用できなかった。


学校推薦だからといって(当然のことながら)100%就職が叶うわけではない。学校推薦であっても、面接などにより落とされることがある。だから学生は、学校推薦枠を利用した就職活動と並行して、別の会社への就職活動をおこなう。会社と学生が対等なら、学校推薦の学生に内定を出しても、100%その学生が就職するとは限らない状況を許容すべきだと思う。が、実際には、学校推薦の学生が内定後にその会社への就職を辞退した場合、指導教員がその会社に謝罪にいく。そしてそういう色々なことが起こることを学生も当然知っていて、そういうことを理由に、大抵の学生は意思を翻すことを躊躇する。就職先の決定要因としては、釈然としない。学生を躊躇させるのは教員の鍛錬不足なのかなとも少し思うけれども。




この文章の続きは別のブログに書かれており、


2007年5月 9日 (水)

ゼノン・パラドクス(?)



脳と阿頼耶識 - finalventの日記



知覚には時間性が含まれていないが、脳は長時間的に知覚のようなことをする。つまり、それが阿頼耶識、と言っていいだろう。これは結局、ゼノン・パラドックスなんだろう。



ゼノンのパラドックス - Wikipedia



パラパラマンガやアニメのようなものとして、現実の連続性を理解することはできない




無限に切り分けられるということと、無限に足し合わせられたものからなっている、ということは、一見同じことのように見えるが違う。そして、現実の運動や連続について、前者は言えるが、後者はいえない。



ゼノンのパラドクスの問題点(特に,哲学的観点からの問題点)が,勉強不足で,いつも良く分からない.


聴覚や視覚は時間微分量を直接計測してるのではなかったか.パラパラマンガのように静止した状態を計測する(そして,それを脳がつないだりする)のではなく,連続に変化する量の「変化量そのもの=微分係数」を直接計測してるのではなかったか.


内耳の蝸牛は音波をスペクトル(「各時刻の」時間周波数=「瞬時周波数」のようなもの)に分解している.眼球は固視微動により静止画を見ているときでも網膜上の映像に時間変化を生み出している.聴覚器官は,各時刻における網膜近傍の音圧(静止圧)を出力するわけではなく,視覚器官は,網膜上の照度分布(パラパラマンガのひとコマ)を出力するわけではない.脳が処理する知覚信号は,無時間な量(だけ)ではなく,時間変化量ではなかったかと思う.無限に小さい「点」を積分しようとすると困るけど,「変化量」を時間積分して総量を得るのは難しくないような気がする.どうなんだろ.


2007年5月 8日 (火)

モノを介して



センサは校正しないと使い物にならない.センサネットワークでは数多のセンサをネットワークに接続する.これら全部のセンサを適宜校正しないと,次第に使い物にならなくなってくる.数多くのセンサを一つずつ手作業で校正するのは非現実的で,自動的に校正する枠組みが必要になる.


普通センサの校正は,基準となる対象を用意して,その対象を計った計測値が基準値となるようにしておこなう.例えば重量計の校正は,分銅を測って,その値が分銅の重さと一致するようにしておこなう.ところがセンサネットワークを自動校正しようとしても,そういった「基準」をセンサの数だけ用意するのは難しい.


基準を用意するのは難しくても,同一の対象を異なるセンサで測って,そのとき得られた計測値を比較すると,それらセンサの特性の違い(の傾向)を定量化することはできる.最尤推定の枠組みを使って,沢山のセンサの校正を自動的にすることができる.鍵は,同一の対象を複数のセンサで計測すること,そしてその結果を共有すること.


同一アイテムに対する反応の差の集積が,ネット上の「わたし」なのかもしれない.


2007年5月 7日 (月)

真竹



孟宗竹の竹の子と違って真竹の竹の子は皮に毛がなく,おまけに節の間隔が長いので皮の長さも長いことを連休中に実家で竹の子を蹴り倒しながら初めて知った.昔話でお弁当を包んでいたのは,真竹の竹の子の皮であったか.


マダケ


大江健三郎賞



贔屓の長嶋有氏が受賞.うれしい.おめでとうございます.


「MSN毎日インタラクティブ」の提供終了のお知らせ



夕子ちゃんの近道

夕子ちゃんの近道



  • 出版社/メーカー: 新潮社

  • 発売日: 2006/04/27

  • メディア: 単行本




2007年5月 2日 (水)

再構築



いくつかの分野ごとに専門家が集まった集団があって,それらの分野間に社会的要求度の違いが生じて,集団として機能しつづけるには各分野に割り振るお金とか人の量を,その要求度の違いに応じて変化させたくて,でもストレートに変化させると配分の減る人の人生が大きく傾く可能性があるとき.そういう集団の長はとても大変だ.社会的要求度の変化を計測する感度が鈍いときにタイヘンになるし,そういう変化に対応する自由が昔はなくて今はあるなんてときにやっぱりタイヘンになる.


今日の職場の会議は3時間.3時間ずっと退屈ではなく,発言のほぼ全てが深刻で,誰もが「解」を知っていて,でも「解」にたどり着くための道筋が存在しないこともほぼ全員知っていた(したがって,それは「解」ではない).こんなちっぽけな組織でも,抗えない何かが存在していて,些細なことで構成員の誰もが思いもよらなかったような方向に事態が進んだりする.


2007年5月 1日 (火)

GTD



下記Webページを利用して仕事の管理をしてたけれども,利便性を考えて,紙に移行することに.


目標管理ツール - checkpad.jp


カレンダーとメモ帳と,いますぐ出来る仕事・返事まち・いつかする仕事,の各一覧が見開きで見られるようにA4スリムノートを改造.1ヶ月ほど使ってるけど,良い塩梅.


紙は,軽くて,安くて,変形が可能で,衝撃に強く,かさばらず,電池も要らず,データの保存期間も長い.コピーと検索を必要としなければ,紙メディアは最強ですね.そういえば,5インチフロッピーとかいろいろ,電子メディアは読み取り装置がなくなって情報が読み出せなくなることで,メディアとしての機能を失う.そういう観点で電子メディアの平均寿命を評価した論文があった気がしたけど,確か十数年だったのではなかったか.それでも電子メディアが手放せないのは,情報のコピーと検索が本質的に有用だからで.


ボールペン



ユニボールシグノをずっと使っていたけれども,最近使い始めたコクヨのスリムB5のノートの紙と相性が悪いのか,よく目詰まりをおこすように.筆記具のかすれはストレスなので,いくつかボールペンを買って試して,結局,ペンテル・ローリーに落ち着く.


[rakuten:rockmont:592722:detail]



KOKUYO キャンパスノート スリムB5 A罫 黄 ノ-3PA-Y

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  • 出版社/メーカー: コクヨ

  • メディア: エレクトロニクス




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