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2007年10月22日 (月)

感覚オリエンテッド



「知の構築とその呪縛」を読了.消化には時間がかかりそう.


例えば,目に見える机の知覚と,机が原子の集合であるという「密画」との関係を巡って次のような文が.



知覚と外的対象というデカルト二元論の構造的欠陥は,同じ一つの事物(中略)の知覚的描写の「重ね描き」という見方で訂正しうるのである



知覚が対象を定義する,とも.


その意味するところの大きさは本の後半に明らかになるけれども,とりあえず知覚が対象を定義するという考え方はすんなり納得できる.


…オブジェクト・オリエンテッドな言語は,ロボットのような,実世界と強く干渉する機械を作ろうとする立場からみると,「デカルト二元論の構造的欠陥」をそのまま引きずっているのではないか.感覚が対象を定義するのなら,センサーからの入力オリエンテッドな,各センサーからの入力を位置とか時刻とか参照しながら束ねていってIDを割り振って個を識別するような,そんな感覚オリエンテッドな言語があっても良いのではないか.



知の構築とその呪縛 (ちくま学芸文庫)

知の構築とその呪縛 (ちくま学芸文庫)



  • 出版社/メーカー: 筑摩書房

  • 発売日: 1994/07

  • メディア: 文庫




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