老いとか体とか
同じ話題が,同時に別々の場所で,ぽこりぽこりと湧き上がるように見えることがあるのは,こちらが気にしてるからなのか,良く分からない.
南 太りだしたのは、仕事しだしてからかな。
赤瀬川 気分が大きいような気がするんですよね。
食べ物の物理的なものもあるけど、
気分が安定すると太るというか。
若いころにね、スキーに行って、
若いっていっても40歳くらいだけど。
夢中になってやると、腹が減るのね。
そうすると少し肉付きがよくなるという。
疲れると食えるようになるわけ。
私は大学入学時に視力が悪くなった.いわゆる「受験がおわって大学で何してよいか途方に暮れた」へぼい大学1年坊主だったその時期に,目が悪くなったのは,偶然じゃないと今は思っている.自分のそれまでの(受験に重きを置いた)生活が近視眼的であることに気付かされたときに,目が悪くなった.
幼児期の自分も少年期の自分も青年期の自分も壮年期の自分も、全員が生きていま自分の中で活発に息づいている。
そして、もっとも適切なタイミングで、その中の誰かが「人格交替」して、支配的人格として登場する。
そういう人格の可動域の広さこそが「老いの手柄」だと私は思うのである。
「人格交替」していることに,なかなか気付けない.「交替」を意識的に制御して,喰えないオッサンになりたいものだと思う.
今日の日経夕刊には「ちょいズレの喜び」(ひどいタイトルだと思う.インタビューの内容と全く関係ない.)と題して,奥田民生のインタビューが乗っていた.私より3つ年上だったのか.
もはや人生残り少ないから,みたいなことをいちいち考えて無理やり(朝)起きる.けど力尽きてしまう.
喰えない人だと思う.かっこいい.
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