2020年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 大学の演習や講義を英語で | トップページ | 退官記念パーティ »

2008年3月 9日 (日)

パラダイス鎖国



パラダイス鎖国は他人事ではない。大枠でいえば私は工学・情報系の研究者で国内の当該分野の研究者の数はとても多いし、科研費を代表とする資金についても他分野との競争で(情報系のわりには)大きくは負けていない。むしろ国内でプレゼンスの高い分野だ。一方海外に目を転ずると、もちろん異国にも当該分野の研究者は大勢居て、当該分野の国際会議も定期的に開催されていて、日本からの参加者もそれほど少なくはないにもかかわらず、でも日本のプレゼンスは低い。とても低い。純粋に研究者の実力とかレベルが問われていて、言語の壁を言い訳にしたらその時点でアウト。アジアだろうが欧州だろうが豪州だろうが、優秀な研究者は優秀な研究をして英語でしかるべき発表をして、優秀な研究者どうしで切磋琢磨して、ポジティブにフィードバックをかけあって、そういう研究者が次世代の学生を育てていて。一方国内でたとえば大学教員とかを細々とでも続けるだけなら、国内で資金を獲得して国内の学会でしかるべきプレゼンスを発揮すれば(それとて実は全然やさしくはない)細々とどころか立派に勤め上げることができる。国内ではともかく国際レベルでみておまえの研究はどうなのだ、このままでは不甲斐無いですよと、言ったり言われたりする緊張感をもった大学は国内では少数だ。皆無といわないのは、そういう緊張感を持続させることに成功している大学・学科があることを知っているからで、そういう緊張感に持続的に晒されている若手研究者、さらされてなくても国外に目を向けて持続的に良い仕事をしている研究者、まさに彼ら・彼女らが生き残り、それ以外の研究者が文字通り職を失う危機感を切実に感じて研究をしようと動き出すような枠組みが必要とされていて、でもそういう枠組みを導入しようとしたとたんに。


« 大学の演習や講義を英語で | トップページ | 退官記念パーティ »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: パラダイス鎖国:

« 大学の演習や講義を英語で | トップページ | 退官記念パーティ »