滑り台に青年
今日の名古屋の最高気温は38度。丘の上にある緑地公園は暑さのせいであろう人っ子ひとりいない。セミを探したりバッタを追いかけたりブランコにのったり、緑地公園を親子で借り切り。30分ほど遊んで、「よし、次は滑り台」ということで滑り台を上る階段に近づいたところ、ひとりの青年がその階段に腰掛けて、両足を腕に抱えてうつむいて座っている。我々親子が公園についてからずっと遊んでいる間じゅうずっとそこに座ってうつむいて動かなかったらしい。その青年になにがあったのだろう。午後4時ころとはいえ、我々が体感する気温は30度を超えていたけれども、その青年には気温の高低とか周囲の景色の良し悪しなど眼中になかったであろう。
とりあえず滑り台はあきらめて、草や葉をちぎったり投げたりゴッコ遊びをしたりして、さらに1時間ほど遊んだけれども、結局その間ずっと青年は滑り台の階段でうつむいて座ったままだった。
今日は滑り台をあきらめた。
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