科学の世界の共通語(日経夕刊)
福岡伸一氏の記事が面白かったので抜粋。
ある大きな分子生物学の国際学会での出来事。(中略)一日目は学会を主導する世界的に有名な重鎮科学者による基調講演から開始された。(中略)重鎮はおもむろに話はじめた。科学の世界の共通語は英語ではありません。
会場は水をうったようにしんとした。重鎮は(中略)英語はあまりうまくない。(中略)重鎮が次になんというか。視線が一斉に集中した。
「科学の世界の共通語は」一呼吸おいてから彼はこういった。「へたな英語(poor English)です。わたしのようにね。世界中からお集まりの皆さん、どうか活発な議論を交わしてください」。すばらしい開会宣言に会場は大きな拍手につつまれた。
すばらしい。あと、福岡氏はやっぱり文章が上手だ。
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