医工連携
どうすれば連携できるかという議論をしているとき、医師側の人たちが、「工学のひとはずっとパソコンの前に座ってないで、医療の現場にきて、医学の知識を身につけてほしい」と言っていた。現場を知らず、医療画像でトイ・システムを作ってガラパゴスでのほほんとしている研究者もいるかもしれないけれども、工学者が医学の知見もふんだんに身につけて、しかもそのような人が大勢いないとうまくいかないような分野なのなら、早晩廃れるであろう。
異分野間で情報を交換し続けるためのプロトコルの確立が急務なのだと思う。先輩は金の問題だと思うと言っていた。すなわち、それほど密に連携しなくても、給料はもらえるし、研究費も稼げるし。本気で連携して、生活とか人生をかけて診断支援システムとかなんとかをつくろうという切実感が、米国では濃厚で日本では皆無で。なるほど。
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