ゲームかぁ
ここのページで大学進学が「ゲーム」に分類されていて、高学歴=バカと書かれてるのを見てしまった。「学歴の高低と頭の良し悪しは独立だ」と断ずるなら放っておけるけど、高学歴=馬鹿とか口をすべらせてる人をみると落ち着かない。わたしは、その「ゲーム」を通じて成長したから。…そういえば、ゲームってなんだっけ。
私はゲームの定義について、
- ルール(制限)があり、
- 達成すべき目的があり、
- 達成を阻む障害があり、
- プレイヤーが目的達成のために意志決定できるもの
と考える。
この定義はどうなんだろう。手元のコウビルド英英辞典をみてみる。定義じゃなくて説明だけど。
A game is an activity or sport usually involving skill, knowledge, or chance, in which you follow fixed rules and try to win against an opponent or to solve a puzzle.
あれ、似てるな。目的が勝つことになっているのと、スキルとか知識とか運を必要とするって説明が付け加わっている。あ、あとルールが「固定されてる」と明記されている。
ゲームのルールには勝ち負けの判定法が含まれていて、ゲームなら勝ち負けの度合を正確に定量評価できる。ここが単なる「ゲーム」ではないリアルな人生との違いなのであろうし、学歴競争なんて単なるゲームだという言い方が含む揶揄の核なのであろう。
勝ち負けの定量評価が可能であるがゆえに、そのゲームに対する各人の強さも定量評価しやすい。ルールが固定されていて、勝ち負けの基準が明確に定められているから、ゲームに強くなるために必要なスキルも限定される。そのスキルはゲームごとに異なる。ある特定のゲームやそのゲームを通して身につくスキルに全く興味が持てない人が大勢いるにもかかわらず、そのゲームの強弱だけで他人全員を定量化しようとする人がいると、片腹痛いし鬱陶しい。
そういう趣旨ならよくわかる。あ、そういえば、こんな本があったな。面白かったな。
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