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2008年10月

2008年10月31日 (金)

サロンとか

  • 「群衆」と共存する道が問題になっているとのこと。
  • サロンの思想史という本があるとのこと。
  • そこには、こんなことが書いてあるとのこと。
    • サロンとは、会話をもっとも重要なコミュニケーションの手段とするひとつの社交形態である
  • このページより。
  • サロンは「オネット・オム」という人間像を作りだしたとのこと。
    • 「オネット・オムはすべてを知るが、なにかをメチエ(職業)にして自分を特殊化することはない。彼は何の専門家でもなく、まさしく「人間」であり、「人間」の立場で考え、判断する。
    • ジャン=ジャック・ルソーはサロンにあこがれ、そこに入り適応するためにずいぶんと努力もしたようだが、最後まで空気になじめなかった。
  • 「希望学」はサロンの形式からスタートしているようで。
  • コミュニケーションのSNを上げてダイナミックレンジを確保するには、Sの強度を上げるのではなく、Nの強度を下げるのが良い。なにもないときにシーンと静かな状態を計測は好む。
  • ノイズをメカニカルに除去する。たとえばコメント欄を最低限の承認制にする。それは「群衆」と共存する道への第一歩だったのではなかったか。

2008年10月30日 (木)

お金とか

  • 貨幣は幻想とのこと。
  • 20年前に読んだ本には貨幣はゼロ記号って書いてあった。
  • いろいろあるなぁ。
  • ここには次のようなことが書いてあった。
    • 2)ゼロ記号あるいはゼロ形式というレベルもある。アフリカ象の警戒が沈黙によるように、記号の不在もまたコミュニケーションであり、推理の重要な作用なのである。
  • 当て推量も推量のうち。

2008年10月29日 (水)

フィードバック

http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/fcaae87da109e3cf20654d535f3039a0

(信用不安の元凶はCDS)こういう問題は経済学ではほとんど論じられていないが、おそらく問題の所在をもっとも早くから指摘していたのはハイエクである。

彼は(中略)市場のもっとも重要な機能は価格によって誤りを訂正するネガティブ・フィードバックだと論じている:

わたしの狭い了見では、今回の問題とCDSの関係を最も早く「具体的に」指摘していた人の一人はこの人だったと思う。それはさておき。

ネガティブ・フィードバックは、制御対象のモデルを必要としない。基準となる値と出力の差を計測して、その差を縮めるように入力量を変化させて、制御する。一方、フィードフォワードは、制御対象のモデルに基づいて、基準となる値を出力するように(出力がどうなるか予想して)、入力量を決定する。

http://www.gamenews.ne.jp/archives/2008/02/cds.html

CDSの売り手Dは債務者Aの焦げ付きリスクや借入額などに従い契約料を設定し、買い手Eに売却する。買い手Eは一定額をまとめて、あるいは一定期間毎に売り手Dに支払う。債務者Aが無事に債務を履行すれば、CDSの売り手Dは契約料を受け取る一方のみ。

将来のリスクをヘッジするには、対象のモデルの変化が常に想定の範囲内であることを前提にせざるを得ない。それ以前に、金を貸すという最も基本的な操作に、債務者の返済能力などに関するモデルに基づいた、フィードフォワードの要素が混入する。ネガティブ・フィードバックはモデルの時間変化に対する耐性を(ある程度)持っているけど、フィードフォワードは耐性を持たない。

CDSは、モデルの変化に対する耐性を高める仕組みではなかった。リスクに関するモデルの変化が想定の範囲内であるならば、大損する確率を極めて小さくできる仕組みだった。想定の範囲内で債務不履行が発生しても、複数の債権が組み合わさっているから、大丈夫。

想定していたモデルには、債務不履行の発生確率などの独立性が仮定されていたのではないかと想像する。違うかなぁ。で、市場のグローバル化は、各種経済的なイベントの生起確率の独立性を奪いつつあるのではないか(←適当)。もしそうなら、債権を組み合わせることのメリットは小さくなる。

「信用」のようにポジティブ・フィードバックが支配する系については、何を考えたらよいのだろう。生体には多数そのような系があって、花粉症とかを思い出すけれど。上下限を決めるって話は、要するに「保証」の話か。新鮮味ないなぁ。制御理論から何か提言が出てこないかな。

2008年10月28日 (火)

読書の原体験---生物記

今日は、読書の話題の多い日みたいだ。
【主張】読書週間 本好きの子供に育てよう

秋の夜長、一日でも二日でも携帯電話を閉じ、テレビを消して、ひたすら読書に時間を割いてみたらどうだろうか。

http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20081027/1225064842

で、読むというのはだね。

三途の河や針の山の景色が、丁度覗き眼鏡を見るように、はっきりと見えるのでございます。

 この光景がきちんと脳裏に浮かび、その含みを理解するということなんだよ。

中学に上がる前の子供のころは「秋の夜長」なんてなかった。夜8時過ぎには寝ていた。わたしは病弱だったから学校を休む日が多くて、そういう日は暇で読書日和だった。(学校を皆勤な元気バリバリの子はいつ本を読むのだろう。)

病気で休んでいる日は、ひまで、そんなときは学研の「ひみつシリーズ」とか、少年探偵ロイブラウンとか(あ、いまでもあるんだ)、そんな活字の大きさの対象年齢どおりの本を、今思えば親が与えてくれていて、読むことが多かった。でも圧倒的なインパクトをわたしに与えたのは、小学校5年生のときに生まれて初めて読んだ、ルビのふっていない文庫本だった。父がひょいと渡してくれた本だった。

生物記―その不思議な生活 (1963年) (現代教養文庫) [古書] (-)

蝶の口吻が二つに分かれていることとか、そういうオトナな知識も新鮮だったけれども、それよりなにより、たくさん掲載されている実体顕微鏡の写真とか生体の図が子供の眼に強烈だった。リアルで、少しグロテスクで。「三途の川とか針の山」ではなかったけれども、生き物の多様さや生き死にが描かれていた。

それらの写真とか図を覗き見ながら、分からない文章(全体の9割以上分からなかったと思う)を読み飛ばしながらも、でもワクワクしながら、背伸びして、ページを繰り続けたのがわたしの「読書の原体験」だ。その後30年近くの間に10数回引っ越して小学校の頃に持っていたもののほとんどすべてを捨てたけれども、でも、この文庫本は今でも手元にある。

長いけど、下に目次を掲載。それぞれ5ページとか10ページ程度の小文で、著名な学者さん(なのだろう)が書いたものの翻訳。

  • はち
  • あり
  • はえ
  • ちょう
  • せみ
  • ほたる
  • かまきり
  • げんごろうとあめんぼ
  • のみ
  • くも
  • むかで
  • みみず
  • かたつむり
  • かえる
  • かめ
  • もぐら
  • やどかり
  • えぼし貝とふじつぼ
  • ひとで
  • かに
  • いか
  • たこ
  • たつのおとしご
  • ひらめ
  • あんこう
  • 深海魚
  • くらげ
  • さんご
  • 海綿
  • ガラス海綿
  • こけ
  • 死物を片附ける植物
  • 虫を食う植物
  • 植物と日光
  • 植物の旅
  • 細胞の造形(エルンスト・ヘッケル

最後の章だけ、著者名を記す。リアルでグロテスクな生き物の図を見続けたあとの最後の章「細胞の造形」には、放散虫の実体顕微鏡の写真が掲載されていた。この幾何学的に美しい細胞の造形の図は、その後のわたしの人生に少なからぬ影響を与えたと思う。万足卓の編集の賜物だったのかもしれない。この1冊だけでも、わたしは父に感謝している。

2008年10月27日 (月)

合意形成

分散して配置されたノードの挙動を局所的なコミュニケーションに基づいて制御する。「脳」に相当する中央の意思決定器官はナシ。「合意形成」問題と呼ばれる。古典的な分散カルマンフィルタなどと違って、計測値だけではなく、各ノードの内部状態(推定値)も局所的に共有する。自分と他者の推定値の「平均」を計算し続けると、そのうち全ノードの内部状態が収束する。内部状態の「拡散」が起こると解釈できそうな話。

…ゴンズイが玉を形成するモデルは昔から沢山提案されている。ゴンズイ全体を局所的なコミュニケーションで制御する話も今発展しつつある。ゴンズイ玉の「玉」のスケールで、(玉の)剛性とか動特性とか反応特性とかを語る枠組みは既にあるのかどうか、不勉強でよく知らない。ゴンズイ「玉」が複数あって出会う場合とか、玉にイルカが近寄る場合とかの挙動。ゴンズイのモデルは、そういうスケールの出来事を語るときには不要なのかな。

2008年10月25日 (土)

進化と構築

http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20081025/1224896790

進化論というのはバックトレースすると構築になるわけで、その原理性が十分かどうかは問われうる。まあ、このあたりは日本人で関心もつ人はいない。

原理性が十分かどうか、かぁ。…例えば、

東京大学 工学部計数工学科 教授 安藤 繁氏
(中略)
生物の感覚器官と感覚系に学ぶセンサ-人の蝸牛基底膜、メンフクロウの耳、ヤドリバエの視覚器官に巧妙な仕組みと応用を探る。

人の蝸牛基底膜は「メカニカルに」音声を周波数分解する。メンフクロウの耳は左右非対称に配置されていて木の上から地面を走る餌の定位の精度を上げる。ヤドリバエの鼓膜はジンバル構造を持っていて、耳ひとつで音源定位をする。いずれも進化の過程で構築された、音声情報処理を実行するハードウェアであり、その機構はエレガント。

視覚系になると、聴覚系にみられるような機構に関するエレガントな解は少なくて、単眼と複眼程度。あ、でも人の視覚は固視微動をしていて、その微動を止めると知覚できなくなるのはよく知られた事実で、その微動により映像の局所構造を抽出している可能性は低くない。これも、エレガントな機構だ。

触覚系も、表皮からの深さに応じて3種類(だったっけ?)の異なるセンサを持っていて、いずれも応力ひずみを計測するのに面白い構造を持っている。いずれの感覚器もエレガントな構造を持っている。

進化により感覚器の巧みな構造が構築された。構造を構築できたモダリティが5つあったので、「五感」が我々の世界になった。進化の原理の十分性は、感覚するモダリティの数や知覚可能な帯域の広さで測るのが妥当なのかしらん。異なる宇宙に進化の原理を持ち込むと、その宇宙に応じたモダリティの数だけエレガントな機構を備えた感覚器が構築されるのかどうか、ということかしらん。

計測したい物理対象のモデルがあって、問題設定の筋が良ければ、最適な構造のセンサをエンジニアはデザインしうる。

…少し戻って。
当然のことながら、感覚器自身の構造や挙動は、感覚されない。対象表面にあたった光は四方八方に反射し、そのうちの一部はレンズの開口部に入射し、レンズのガラスは光路長を変化させ、その形状は対象の像をシリコン表面に結び、シリコンは受けた光の量を励起する電子の数に変化させ、CCDはそれを読みだし、周辺回路は電荷の量をデジタルに変換し、対象の画像情報が出来上がる。その画像には、レンズの構造もCCDの仕組みも記録されていない。すぐれたセンサほど、計測データにセンサの特性や機構の情報を残さない。たとえばレンズの歪とか。…スタニスワフ ・レムを思い出す。

リアルタイムメーキャップシミュレーター

http://www.shiseido.co.jp/depart/counter/mcs.htm

開発している人のプレゼンを直接聞く機会があった。顔を画像で撮影して、目や鼻や唇などの輪郭をリアルタイムで抽出して、各エリアにバーチャルで化粧を施して、ディスプレイに表示する。実際に化粧しなくても化粧後の顔を見られる。

メーキャップ・アーティストによる化粧のデータを多数収集して、「美しく見える目や唇の輪郭の形」の基準を構築。めのまえの女性の目の輪郭と基準の形の差を計算して、その差を縮めるような化粧を提案、「より美しくなる化粧法」をバーチャルに実践して表示する機能付き。

センサは、カメラ・レンジファインダ・RFIDタグリーダを搭載している模様。タグリーダは、化粧品のIDを読み取って、その化粧品をバーチャルに使えるようにするためのもの。

顔画像認識さえできてしまえば朝飯前なのだとは思うけれども、それにしても良く作りこんであった。一昔前には考えられなかったシステムだと思う。

20x20x20のルービックキューブ。

目を引いたので。

2008年10月24日 (金)

Blind Calibration

Blind Calibration

気温の分布などを分散配置したセンサノードで計測するとき、各センサの特性パラメータを自動的に較正する手法。気温分布などはフーリエ変換したりウェーブレット変換したりすると、少数のパラメータで表現できる。このパラメータ数をrであらわすとき、気温の時間変化の自由度はr次元になる。未較正のセンサから得られる計測値の変化がr次元の空間で表現できるように、特性パラメータの値を決定する。

rの数やr個の既定が既知であることを仮定している。もうひとひねりできないものか。

2008年10月23日 (木)

PET/CT

今日は筑波で、肺の扁平上皮癌と線癌のそれぞれのPET/CT画像内における特徴についてレクチャを受けてきた。

放射線科医がCTのスライス画像をスライドさせながら患者の体内の解剖的な構造を把握する手際はすごい。画像を見る前に医師が頭に思い浮かべている解剖モデルは、画像を見ることによってその患者の解剖構造へと収斂する。画像診断の様子を横で見ていると、その収斂の様子がこちらに伝わってくる。あの感じを工学的に実現したいわけであるが、さて。

2008年10月20日 (月)

手帳

今年使っている「ほぼ日手帳」の使用を来年はやめるつもりだったけど、いろいろ検討した末、結局来年も「ほぼ日手帳」にすることに決定。決め手は、大きな字で予定を書き込めることと、パタンと開いて机に置けること。

1週間とか1ヶ月の予定を俯瞰できない不都合がgoogle calendarとの併用で軽減したことも理由の一つ。google calendarを使うことになったのは、プロジェクトの他のメンバーとスケジュールを共有する必要に迫られたから。

イイコト新聞

日本イイコト新聞のススメ

その名の通り「イイコト」しか書いてない新聞。それも、「近所の親切おじさん」みたいな話しではなく今新聞に書いてあるような領域全般で「イイコト」を集めるのだ。


読みたいし、そういう新聞発行の機運があれば寄付したい。強盗とか殺人とか詐欺とか、ワルイコトは定義が簡単(法に触れる、とか)で、イイコトは実は定義が難しくて立場とか思想とか面倒くさい利権が煩わしいことが多そうだけれども、でも、読みたい。

…というか、わたしにとっては、ブログが、優秀な人とか優しい人によるイイコトな言説をピックアップして「自己流イイコト新聞」を構築するツールに近い気がする。

アイロンビーズ

って、ひょっとしてすごく売れてるのではないか。

運動会

地区の運動会に家族で参加。会場は小学校。参加者は、その小学校の児童と家族、ならびにその学区に住む幼稚園児とその家族。雲ひとつない秋晴れ。少し暑かったけれども、空気も澄んでいて天候に恵まれた。

子供のころは一日が長くて充実していたものだったけれども、そんな充実した毎日を過ごしている子どもたちに囲まれてると、若返る。玉入れで勝ったり負けたりして、あんなに喜んだりガッカリしたりするなんて。よよよ(中年の涙腺を刺激する)。

2008年10月17日 (金)

Compressive Sensing for Background Subtraction

ECCV2008で発表された論文。Compressされた画像信号そのままで(復元することなく)背景差分に相当する演算をおこない、オブジェクトの有無を判定する。復元しないまま、閾値をmoving averageで適切に逐次更新していくのがミソ。

2008年10月16日 (木)

Direct Importance Estimation

Direct Importance Estimation--A New Versatile Tool for Statistical Pattern Recognition--
M. Sugiyama 他。

学習データからImportance を学習する手法。パラメータ設定に必要なleave-one-outの試行を、効率良く計算できる手法付き。統計の門外漢には参考文献も役に立つ。とても優れた論文。昨年のMIRUで優秀論文賞受賞。

"Avoiding density estimation is a key to success in statistical pattern recognition since density estimation is often more difficult than pattern recognition itself." から始まっているのがナイス。

2008年10月14日 (火)

経済を制御

http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2008/10/post-87f1.htmlから孫引き。

”The Engine of Mayhem”(参照))

It's easy to explain the continuing financial chaos -- and the failure of governments to control it -- as the triumph of psychology. Fear reigns, and panic follows.
(継続している経済混乱と政府による制御の失敗を説明するのはたやすい。心理学の勝利ということだ。恐怖が君臨し、パニックが続いた。)

自分が持ってるCDSとかの商品の「成分」というか由来というかが「不明」である場合が多そうなので、目減りする額の評価もできず、今後どうなるかも予想しにくくなって、資産を失う恐怖が君臨して、パニックにもなるんだろうなと想像する。

経済を「制御」するというとき、現状を維持するというか目的の値にできるだけ近づけようとするような発想は少し古典的だ。昨今の制御理論が現実の問題を扱えるようになったのはロバスト制御に関する理論の発展があったからで、門外漢ながらもそのような発展により登場してきた理論のひとつがH∞制御であることは知っている。「最悪なズレの量をこの程度に抑えよう」という発想の制御。伝達関数の特異点を上手に扱う。

高度な金融商品を作るとき、オリジナルの債権だとかなんだとかをずっと追跡するのは無理でも、リスクに関する確率分布が大幅に変化したときに蒙る「最悪の被害額」を評価するのは可能なのではないか(適当)。

金融工学を全く知らないけれども、リスクを軽減するという発想が主で、経済の「ロバスト制御」に関する発想は希薄だったのではないか(本当に適当)。もしそうであるなら金融政策をロバストなものにする余地はまだまだあるのではないか(すんごく適当)。

経済の制御

http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2008/10/post-87f1.htmlから孫引き。

2008年10月13日 (月)

三浦元社長自殺

「裁判所では被告人だけが真実を知っている」と言っていたのは周防正行監督であった。

エコとマナーと光熱費削減

ゴミを路上に捨てるなとか電化製品を海とか山林に捨てるなとか昼休みは照明を落とせとか、そういうのにエコの大義名分をつけるのはいかがなものかと。

On the Fitting of Surfaces to Data with Covariances

On the Fitting of Surfaces to Data with Covariances

各点に加わる雑音が正規分布だとして、その共分散が既知のときにそれら全ての点を通る曲面を最尤推定する方法。通常の回帰問題と違って、例えば2次元中の点であるならxとyの双方に雑音が加わるのが問題。この問題ゆえにClosed Formでは解けない。

コスト関数を微分して得られる行列の右ゼロ空間への射影を繰り返して解く。岡山大の金谷先生のくりこみ法と精度は変わらないようである。

2008年10月 8日 (水)

受験生の動向

工学部全体で不人気。その中でも情報系は不人気かと思ってたけど、そしてそれはある程度あっていたけど、土木・建築が不人気である模様。

高校生に何かが伝わっていて、それは正しいのだけれども、でも何か肝心なことが伝わっていない気がする。

A Multiphase Level Set Framework for Image Segmentation Using the Mumford and Shah Model

A Multiphase Level Set Framework for Image Segmentation Using the Mumford and Shah Model

画像の領域分割を

  • 領域内の画素値の分散を最小化
  • 領域境界の長さを最小化

する最適解を求めることによりおこなう方法。タイトルにあるとおり、Level Set 法で解ける。三叉路があっても平気。

ポケモン納豆

が、ひょっとしてすごく売れてるのではないか。

あたまのいいひと

学生のころ「あたまよくていいなぁ」と羨ましく思った人たちが居て、その人たちはいま

  • 理学部物理で物性(1名)
  • 数理統計で情報幾何とか機械学習(2名)
  • メーカーで10Gスイッチのプログラミング(1名)

そんな感じなのであった。彼ら彼女らは学生のころからその分野に居たわけではないけれども、じわりじわりと今の分野へと移動していったのでもあった。なんとなく、あたまのいいひとは、いい分野に移動できている。

だからどうしたとかこうしたとか、結論はないけど、思い出したので。

2008年10月 7日 (火)

容疑者Xの献身

容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7) Book 容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)

著者:東野 圭吾
販売元:文藝春秋
Amazon.co.jpで詳細を確認する

読了。久しぶりの推理小説。面白かった。テレビドラマも映画も未見ですが。湯浅が「カモフラージュ云々」と話した時点で何が起こっているのかが分かってハッとした。この手の小説で途中でカラクリに気づくのは私には珍しい。気づいたのは著者の意図通りなのかもしれない。

映画では石神を堤真一が演じるとのこと。確かに二枚目過ぎてミスキャストかもしれないけど、見た目の悪さからくる劣等感を感じさせるようなキャスティングはもっと大きなミスキャストだし、「自分の容貌に一切関心を持たずに生きてきた、頭のすごくいい、肥えた人」を演じさせてぴったりの役者っていうと誰だろう、と思う。

存在しないことの証明は難しい。

へんですよー。

http://sankei.jp.msn.com/politics/local/081003/lcl0810031737001-n1.htm

(石原知事が会見で)「相撲協会が『一切、八百長はございません』と言い切れるだけの証拠があるのかね」と疑問を呈した。

私なぞ、「私は人を殺したことなど一切ありません」と言い切れるだけの証拠をもたない。がーん。

緒方拳

合掌。

山形県米沢に巡業に来たときに初めて生で演技を観た。今調べたら「子供騙し」という3人芝居だった。「演出・水谷龍二 出演:緒方拳、篠井英介 富樫真」だったとのこと。地方にメジャーな人が来るのだから劇場も満員になるかと思いきや6,7割程度の入りだった。「せっかくこんな地方に来てくれたのに、この入りかぁ」と出演者を気の毒に思ったり。

でも舞台はすこぶる面白く、手抜き(地方巡業ではたまにあるのです)の無いところもすごく嬉しかった。カーテンコールで緒方拳が充実した笑顔を見せて、その笑顔を見て篠井英介がほっとした様子を見せていたのを覚えている。

緒方拳というと、この子供騙しの床屋役や、先日のNHK広島のドラマの帽子屋役のような、初老の(とぼけたというか油の抜けた)おじさんの印象がある。それ以前の活躍は知らない。あぁ、そういえば私の大石内蔵助像は、緒方拳が演じたそれの影響を強く受けているかもしれない。

亡くなってみると、「妖怪のように老けているのに意識は普通な緒方拳」を見たかったように思えてくる。

恩師還暦パーティ

大学の恩師の還暦パーティを開催した。大学を複数異動された先生だったので、教え子も全国に散らばっていて、なかなか参加者数が増えなかったけど、それでも70名を超えたのでまぁ良かった。

昔は60退官で還暦と退官とそれにともなう最終講義などが重なったはずだけれども、定年延長にともなって還暦のあと数年してから退職・最終講義となる。本人も最後の挨拶で「何がめでたいのか分からないけど、ありがとう」といった感じだった。

大学の知識の賞味期限は3年とかいって確かにそのとおりなんだけど、同じ恩師のもとで育った面子をみると、学派というと大袈裟だけど、なんというか物事の考え方の流儀は遺伝して引き継がれているんだなと実感する。そのことが面白かった。

2008年10月 2日 (木)

高速増殖型炉もんじゅ

あの事故は、冷却材のナトリウムの温度を測る温度計を収めた鞘が破損したことを原因としていた。ナトリウムの温度を、温度計を直接配管の内側に挿入することなく計測することができるのならば、事故の原因だった鞘が不要となる。

で、実際に、温度計を挿入することなく配管の外から温度を測る手法が確立しつつある。運転再開時に採用されるかどうかは分からないけれども。

2008年10月 1日 (水)

こんにゃくゼリー

家電で同程度の比率(事故/使用総数)で死亡事故が発生したら、その家電は即回収ではないか。こんにゃくゼリーで回収とか販売中止とかにならないのは、指導により回避できる可能性が高いからか。

こういう事故が発生したとき多くの親は「我々が気をつけねば」と考えて、責任を背負う。子供に実物を見せて、死亡事故が起こっていることを教えて、食べ方を指導することはしない。

こんにゃくゼリーを一袋買ってきて、ひとつを子供の前であけて、どうやって食べると危険で、この食べ物を眼の前にしたらどのように食べるべきなのかを親が実例を指し示し、子供にも実践させて、そのあとで捨てたり、指導したあとだから大丈夫だと判断して子供に与えたりする。

…という手続きを経て子供に身を守るスキルを身につけさせるのが王道なのだろうと思う。

  • あえてこんにゃくゼリーの実物を買う
  • 人が死ぬ事故のことを話す
  • あえて子供に食べることを実践させる

こんにゃくゼリーの予防接種のようなものだと思う。(予防接種と同じように、子供が眼の前で事故に会う確率はゼロではないわけだが)

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