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2009年3月

2009年3月30日 (月)

父殺し。

ブレードランナーの2枚組DVDのDisk 2をはじめて観た。Making of Blade Runnerといった感じのドキュメント。


その中で、脚本の別バージョンでは、タイレルもレプリカントで(!)、ロイがタイレルを殺した後に別の部屋でタイレルのオリジナルの死体を発見するシーンがあったとのこと。へー。


レプリカントの制御に記憶の移植もおこなっていて、レイチェルは確かタイレルの姪が習っていたおかげてピアノが弾ける。知識の移植もできるわけだ。


自分の複製への記憶の移植で思い出すのは、ルパン三世の最初の映画。マモーのオリジナルはタイレルのオリジナルと違って生きていたけど。レプリカントもルパンも、自分を作ったマモー=タイレルを探し出して、殺す。殺す前にレプリカントはタイレルに「長生きしたい」と訴えて、マモーのオリジナルは賢者の石=不老不死を求めていた。


Wikipediaをみたら、ルパン三世の公開は1978年、ブレードランナーが1982年。ルパンの方が早いんだ。

2009年3月25日 (水)

タクシーの運転手(推定60代半ば)との会話

わたし

「今日の野球どうでした?日本勝ちました?」


運転手

「あぁ、ベースボール?盛り上がりましたよ。わたしなんか会社行こうかなと思ってたんだけど、結局サボって最後まで見ちゃってさ。お客さんみてないんだ。9回表までね、えーっと確か、3対2だったんだけどね、9回裏に岩隈が打たれちゃってさ、延長になったのよ。でね、10回にさ、ランナーが2人のときにさ、イチローにまわってくるんだよね。ドラマみたいだよね。で打ってさ、2点入ってね。いやぁすごかったですよ。そうですか、お客さん観てないんだ。」


上記運転手さんの台詞から、結局日本が勝ったこと、そしてそのスコアが5対 3であったことを推論する計算機を作ることは容易ではない。あと、9回に打たれたのが岩隈ではなかったことは今朝の新聞で知ることになるのであった。

2009年3月24日 (火)

謝恩会

学生が謝恩会を開催してくれた。本当にありがたい。今年は手品・バンド演奏まであった。とても時間をかけて準備してくれていた。我々教員も楽しんだし、学生諸君も楽しんでいたようだから良いのだけれど、年々企画が凝ってきていて、謝恩会開催が負担になりやしないかと少し心配。気持ちは十分伝わってるから、なんというか、普通で良いですよ。

いただいた花は、さっそく活けました。そういえば昨年もらった花束に入っていた観葉植物のえーっと名前を忘れた、は鉢植えして根付いて、今でも生きてるのであった。
20090324

2009年3月23日 (月)

ロンギヌス

聖槍
イエスを刺し殺した道具をありがたがるのはなぜなのだ。それをいったら十字架もイエスを拷問した道具かもしれないけど。イエスに触れたものはすべて聖なるものに、ってことなのかもしれないけど。なんというか。

2009年3月21日 (土)

床屋さん(35歳)との会話

「あと20年くらいここで床屋続けて、そしたら今みたいに本気の仕事としてではなく、趣味で髪を切りたいと思ってるんですよ。20年間馴染みで通ってくれるお客さんがいたら、そういうお客さんって、いってみれば親戚なんかよりも結びつきが強いじゃないですか。20年後にそういう人たちが髪を切りに来てくれたら、今みたいに一人一時間って感じで髪切って終わりにするんじゃなくて、一人一時間半とか二時間くらいにして、切り終わったらお茶とかこコーヒーとか出してだべったりする。そんな感じにしたいんですよ。」


転勤を続ける我が身には、うっとりする話なのであった。

インピーダンスを下げる

アクアライン1000円、初日盛況 千葉側には不安も


土日・祝日に限ってETCで支払う通行料が千円となった。このうち、ETCでの通行料が半額以下になったアクアラインでは午後4時までの通行量が約2万6千台と、前年同時期を約27%上回った。


人とかモノとか情報とかの流通にかかる抵抗値を下げると、流通量が増える。そういう理解で良いのかな。良いのなら、通話料とか通信料とか消費税とか関税とか高速料金とかを下げるのは、今の時期にはタイムリーだということに。思い切って1年間世界中の関税を0にしたら、何がおこるんだろう。

土日の高速道路料金を下げて、例えばアマゾンで「通常1500円以上買わないと送料無料にならないところを、土日配送を指定すれば500円以上から送料無料に」ってなサービスがでてこないものか。自動車の量が増えることには目をつぶろう。

2009年3月20日 (金)

閉鎖系なのかしらん

シリコンバレーの「核の冬」


インフラが効率化するとエントロピーが極大化し――新古典派経済学の想定するように――すべてが静止する熱死状態がやってくる。


系が閉鎖系ならば、平均化の進行にともなう均質化はいきつくところまでいくだろう。

例えば、音楽とか絵画とか小説とか、そういった知的生産物が既存の情報の、しかるべきアルゴリズムに従った解体と組み合わせの産物であるならば、均質化にともない熱死するかもしれない。でも、どうなんだろう。経済活動で交換されるものにより構成される系は、ビット列で表現可能なものに限定したとしても、閉鎖系では無いのではないか。ホフスタッターさん、岡本太郎さん、どうでしょう。

生産物が瞬時に流布して消費者全員が保有できる社会は、生産と消費が続く限り、均質に見えても熱死とは呼べない。

2009年3月19日 (木)

大学生に何を求めて三千里

新卒採用担当の企業の人たちと面談する機会が多い。採用したい人物像の話題になる。どの採用担当の人も判で押したように「コミュニケーション力。明るくて、リーダーシップがあればなお結構。」とおっしゃる。コミュニケーション力が必要なのはよぉくわかるのだけれども。でも、たまには、というか、そういった話の後でも前でも、専門のスキルに関する要望を述べる採用担当がたまには居ても良いだろう。「今弊社で必要なのは、○○ができるひとと△△ができるひとです。」といった目録を提示してくれてもよさそうなものだ。

採用担当の人が文系だから、とかいう話ではない。聞けば、エンジニアリングを担当する部署に必要な人材に関するインタビューをして、すると社内の技術開発部のリーダ達の口から「コミュニケーション」とか「途中で仕事をやめない根性」とか、そういう精神論だけが出てくるらしい。ものづくり周辺における古風な考え方の人の密度は、残念ながら高いのだ。しかも、現場に欲しい人材をインタビューなんかしてて、大丈夫なのかしらん。

会社の大局的経営方針から採用方針が決まって、それを踏まえて大学工学部に求人に来るのであれば、おのずと学生に求める専門知識のリストも提示されそうなものである。すべての会社に、どんな専門分野でも活かせる道が用意されてるわけでもなかろうし。会社にも得意な分野と苦手な分野、縮小したい分野と拡大したい分野があるはずではないのか。

そういえば、今日会った採用担当氏は、「弊社に入っていただければイチから教育しなおします。」と朗らかに誇らしげに言った。大学教員の前で。いやぁ、我々も結構充実した教育をおこなってるつもりなんですが、と言おうか言うまいか悩んだけれども、朗らかさに負けて言えなかった。「イチから」って、あんた。大学で手に入る知識の賞味期限が短いことは承知している。でも、そういう勘違いに基づいて学生を世に送り出してるわけでは決してないのだ。

大学の新卒に拘っておきながら、新人をイチから教育しなおす会社。大学院修士課程の学生を求人しておきながら、自社が必要とするスキルを列挙できない会社。ほぼ全てがそういう会社であることに、ゲンナリする。

2009年3月18日 (水)

中枢なし

極東ブログ:「国策捜査」とか言われるが権力中枢のないシステムである日本に国策なんてないと思う


基本は、ようするに、日本にはシステムだけがあって、権力の中枢がない。というか、意志としての国家が存在しているようにはまったく思えない。というときの、国家(ステート)というのをどう考えるか。ウォルフレンの同書の示唆は原理的だ。

国際法


It differs from other legal systems in that it primarily concerns states rather than private citizens.


国際法は他の法システムと違って、個々の市民を扱うのではなくて、国家(ステート)を最初に考える。

ステート(国家)


State refers to the set of governing and supportive institutions that have sovereignty over a definite territory and population.

国家(ステート)は統率したり支援したりする機関の集合で、定められた領域と人を統制する権利を有するものである。

日本のステートに「Head」がない、と。鮫とか蛸とか鮪とかが一匹の魚として泳いでる中に、ゴンズイ玉も「一匹」として参加してるような景色。追いかけると逃げて、対話しようにもどこが頭か分からなくて、刺激をあたえてどのように動くか外からもゴンズイ自身にも予想できない。

2009年3月13日 (金)

kindle2

アマゾン Kindle2

大学図書館の書籍が電子化されて、大学に入学すると大学専用のリーダを借りることができて、そのリーダなら図書館の本を読み放題。卒業とともに返却して著作権の問題とかは回避。そんな仕掛けができないものか。論文誌は、会員にはオンラインで公開されている場合がほとんどだから、大学が契約している論文誌の論文はいつでも読むことが可能。キンドルが既に売られてる米国の大学で始まってやいないか。

Registration

Registration

2009年3月 8日 (日)

この話から教訓を得ることはできるのかしらん

英国経済の窮状


こうして英国は工業社会から金融中心のサービス社会への脱皮に成功したかに見えたが、その実体は、際限無く膨張する金融セクターへの依存に過ぎなかった。


産業に「中心」があることは、その国がその産業に「依存してるに過ぎない」と呼ばれてしまうことを意味する。これまで中心を担ってくれる産業があったことを、少しくらいは感謝しても罰はあたるまいと思うけれども。

英国の国や国民の特性や文化は、大陸の大国も一目置いてきた全く独自のものであり、人類の財産でもありますから、それらが残る限り、たとえ経済はさらに衰退しようとその存在意義は今後も必ず続いて行くでしょう。

結局英国はどちらに向かって舵を切ろうとしてるのだろうか。国民の特性や文化を維持するために特性や文化を放棄せざるを得ないといったことがありうるのだろうか。

2009年3月 4日 (水)

足もとの自然から始めよう

良書。
足もとの自然から始めよう
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2009/02/post-430b.html
http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/03/post-939.html

子供の環境教育の本。地球温暖化とか絶滅危惧種とか、そういう大問題を早期に教えるのではなく、和書のタイトルとおり「足もとの自然から始めよう」と訴える。

1 子ども期初期には自然界に共感する心を励まし
2 中期には"秘密基地"遊びなどで探検する心を優先させ
3 思春期の初期には社会的な活動に参加させる

導入部で教育における「ひとつの大問題として『早すぎる抽象化』がある。」と指摘したあと、「多くの子が、紙の上の記号や符号と現実の世界を結びつけられずに、算数から離れていってしまう。」と書く。そしてそのような数学嫌いが生み出される仕組みと同種のことが環境問題でも起こっている、と続く。これはその通りだろうと思う。おそらく、算数・数学や環境問題だけにとどまらない、より一般化できる話である。

花を見てきれいだと感じて、近づいて花びらがあることを知って、いろんな花を見てどの花も同じ構造を持ってることを知って、そのあとで花の解剖を学ぶ。花びら・おしべ・めしべ・がく。名前があって機能があって、タネができる過程を知る。

抽象化には、本来、驚きや喜びや快感がともなうはずなのだろうと思う。抽象化の喜びの源泉の一部が多数の対象の共通構造の把握にあるのなら、抽象化で獲得する知識に比べて圧倒的な質量をもった具体的体験が不可欠なはずである。

本書の最後の言葉は次の通り。
「はじめにゆっくり育てば育つほど、木は芯がしっかりとするものだ。人もまた同じである。」 …鉄は熱いうちに打たないといけないのも事実で、「ゆっくり育つ若い木」の内部の、細胞分裂の活発さとか、成長に必要な養分や水分への渇望とかを踏まえた上で、上記の言葉を噛みしめたいところだ。

貴重な時間がまたもや空費。

すごいタイミングだ。
民主・小沢代表の秘書逮捕 規正法違反の疑い 東京地検

西松建設元幹部などによると、西松建設は社名を出さずに国会議員の政治団体に献金する仕組みを作り、OBが代表の政治団体を通じて国会議員側に資金提供をしていたという。
政治資金規正法は、他人名義での献金や政党側以外への企業献金を禁止している。

自分の名前を出さずに献金したり、政治家個人宛に献金したり。そういう献金したひとだけが怪しからんのではなく、受け取った人も怪しからん、という話なのか。

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