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2009年3月 4日 (水)

足もとの自然から始めよう

良書。
足もとの自然から始めよう
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2009/02/post-430b.html
http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/03/post-939.html

子供の環境教育の本。地球温暖化とか絶滅危惧種とか、そういう大問題を早期に教えるのではなく、和書のタイトルとおり「足もとの自然から始めよう」と訴える。

1 子ども期初期には自然界に共感する心を励まし
2 中期には"秘密基地"遊びなどで探検する心を優先させ
3 思春期の初期には社会的な活動に参加させる

導入部で教育における「ひとつの大問題として『早すぎる抽象化』がある。」と指摘したあと、「多くの子が、紙の上の記号や符号と現実の世界を結びつけられずに、算数から離れていってしまう。」と書く。そしてそのような数学嫌いが生み出される仕組みと同種のことが環境問題でも起こっている、と続く。これはその通りだろうと思う。おそらく、算数・数学や環境問題だけにとどまらない、より一般化できる話である。

花を見てきれいだと感じて、近づいて花びらがあることを知って、いろんな花を見てどの花も同じ構造を持ってることを知って、そのあとで花の解剖を学ぶ。花びら・おしべ・めしべ・がく。名前があって機能があって、タネができる過程を知る。

抽象化には、本来、驚きや喜びや快感がともなうはずなのだろうと思う。抽象化の喜びの源泉の一部が多数の対象の共通構造の把握にあるのなら、抽象化で獲得する知識に比べて圧倒的な質量をもった具体的体験が不可欠なはずである。

本書の最後の言葉は次の通り。
「はじめにゆっくり育てば育つほど、木は芯がしっかりとするものだ。人もまた同じである。」 …鉄は熱いうちに打たないといけないのも事実で、「ゆっくり育つ若い木」の内部の、細胞分裂の活発さとか、成長に必要な養分や水分への渇望とかを踏まえた上で、上記の言葉を噛みしめたいところだ。

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