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2009年4月

2009年4月24日 (金)

ただただひたすらはずかしいのではないか

34歳かぁ。

2009年4月21日 (火)

ゆとり教育世代

「ぼくら『ゆとり』世代なんです」と学生は言った。今年大学4年の面々は、世間で言うところのゆとり教育の第一世代とのこと。「複素平面とか教えられない状態で大学に入って、信号処理とかの勉強辛かったっす。」とも。


必要なら勉強すればよいだけの話だけど、「自分は本来教えられるべき事柄・自分より上の世代は教えられた事柄の多くを教わらずにきたのだ」という意識は、新しい事柄を勉強する際に幾ばくかの影響を与えうる。気を使うなぁ。

2009年4月 8日 (水)

二値では不十分

今回テポドンが国内に着弾してたらどうなってたんだろうと思う。キレるでもなく、ヘラヘラ笑うでもなく、毅然とできていたかなぁ。


政策に右か左かの二つしかないのは分解能が荒すぎて話にならない。各国間の関係が良好なときから戦争にいたるまでの各段階でとりうる選択肢がたくさんあって、全部を選択することはリソースが有限なので出来なくて、だからその組み合わせの仕方・優先順位のつけ方の数程度に政策の数はあっても良い。右か左かとか、平和か戦争かとか、そういう二値変数のみで世界を記述すると、変数の値がテポドン着弾とか戦争とか、普段と違う値になった途端に思考を進められなくなる。戦争中でも、沈めた戦艦の乗員は救助しなければいけないし、捕虜を虐待してはいけないし、非戦闘員か兵隊かを区別する努力はしなくちゃいけないし、非戦闘員を殺傷してはいけないし、守るべき規範はあるのだ。


  • 良好なとき

    • 相手から攻められない・攻めさせないための戦略A・B・C

  • 相手が攻撃のそぶりをみせたときの戦略

    • 実際の攻撃をおこなわせないための戦略A・B・C

  • 相手が攻撃してきたときの戦略

    • 攻撃を阻止する戦略A・B・C
    • 攻撃をやめさせるための戦略A・B・C<

  • 被害が出たときの戦略

    • 被害を補償させるための戦略A・B・C
    • 攻撃をやめさせるための戦略A・B・C

  • 戦争になったときの戦略

    • 戦争に勝つための戦略A・B・C
    • 戦中も倫理的にふるまうための戦略A・B・C
    • 戦争をやめるための戦略A・B・C

2009年4月 7日 (火)

秒速3キロメートル

北朝鮮と日本との距離がだいたい1000キロ。ミサイルが発射されてから届くまでの時間が約5分。対地速度が時速1万2000キロメートル。秒速で3.3キロメートル。東京大阪間を2分のスピード。


発射位置も予定日も予告されていて、その近辺に計測資源の多くを集中させても、発射の瞬間を捉えるのは難しかった。予告もなく、囮とかを駆使されたりすると、迎撃のために始終誤射し続けることになりそう。天才バカボンのおまわりのように。そうしてたくさん防衛ミサイルを撃っても、肝心の弾頭にあてるのは大変。相手は1秒に3キロも動く。月にいけるのは、ある程度月に近づけば月が引っ張ってくれるからで、ミサイルはむしろ逃げようとするのだ。


本気で迎撃するならとりあえず発射を早期に検出しなければならなくて、見落とし率を下げようとすれば、当然偽陽性の過検出が増える。今回の誤報を攻め立てるのは、少し酷ではないのか。


誤報を減らすにはSNをあげるしかなくて、ノイズを減らすか信号を増やすかの戦略しかない。ノイズは計測と伝送の双方の過程で加わる。伝送に関わる人的操作で加わるノイズは、訓練不足とか過剰な心理的・肉体的負担とか、そういうものから発生するのだろう。多くの国民が国防に必要なタスクの一切と関わりをもたず、そのくせオペレータの操作ミスを過剰に責め立てるようなしかけは、ノイズを減らす観点からも好ましくない。


今回の発射第一報は米国の早期警戒衛星からもたらされたとのこと。地上に限らず、海も空も月も火星も、その領域の計測システムを持っている者のみが主体的に行動しうる。同盟国のシステムを利用するのはアリだと思うけれども、国として自前のセンシングシステムは持っていたほうが良い。同盟国からの情報は計測信号の総量を増やしてSNをあげるのに利用するくらいの按配で。


近隣諸国の具体的な持ち駒に基づいた国防に関する多様なシナリオが、もっともっと身近に提示されたり議論されたりしないものだろうか。武器を持つ前に、五感を確保しておかないと。あと怜悧な頭をもっておかないと。

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