2020年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« ネットから政治家 | トップページ | 本のない図書館 »

2009年9月 9日 (水)

高炉

鳩山「温室ガス25%減」国民負担は190兆円規模
http://zarutoro.livedoor.biz/archives/51267886.html

鳩山「温室ガス25%減」 ← これ、本当にどうしようか
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2009/09/25-da12.html

CO2の国内排出量の4割は製鉄と発電由来ではなかったかと(こことか).製鉄でCO2を大量に排出してるのは,高炉で鉄を還元するのにコークスを使ってるからで,この技術の歴史は古いし,ある意味完成している技術であるわけで(あ,こんなページが).CO2の排出量を下げるのに水素還元とか試されてるみたいだけど,まだ本当に試験段階とのこと.高炉一機の価格は100億円くらいか.実験用の高炉を新造するのもタイヘンだし,稼働中の高炉を止めて試すのも難しい.それに,長い歴史を持つ技術を使って現状高品質な鉄の精製に成功してるわけで,今更新技術導入を進められても現場の人たちは二の足を踏む.水素還元に成功したとして,少なくとも最初は鉄の価格が高くなることを覚悟しないといけない.鉄の品質据え置きで.

炭素還元を使い続けるとしても技術的改善の余地がないわけではなく,高炉の内部状態が計測できれば色々できそうなことはわかっているとのこと.でも,鉄の固体・液体が混在していて,高温で,気体層も含む高炉の中の鉄鉱石や銑鉄や温度の空間分布を計測するのは至難の業.炉の外側の温度分布を計測して逆問題を解くアプローチもあるけど,固体・液体の混在する空間を正確にモデル化するのが難しいので,逆問題も解きにくく,そもそも解いたとしても正解にたどり着いたのかどうか検証のしようがない.

「挙国体制」で取り組むなら,実験用の高炉を新造して,研究者と研究費を付けて,鉄鉱石とかコークスを惜しむことなく投資するのも良いのではないかと.太陽の黒点の数が減ってゆるやかな寒冷化がはじまってCO2削減のブームが去ってしまって不良債権にならないことを祈りますが,でも鉄の高品質化には一役買えるかもしれないと思ったりします.

« ネットから政治家 | トップページ | 本のない図書館 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 高炉:

« ネットから政治家 | トップページ | 本のない図書館 »