鳩山首相辞任
鳩山首相が辞任した。短命だった。
「共感力の強い依存性性格」という分析はあたっているのだろうと思う。そういう性格を色濃く持っているわたしには、鳩山氏の首相としての無能さが痛いほど分かる。小沢氏とともに退陣するというアイデアも誰かから「そうなると良いな」と言われてのことであろうか。
辞任の会見では、日米同盟のことでも朝鮮半島のことでも台湾のことでも口蹄疫のことでも財政のことでも農政のことでもなく、「クリーンな党」か否かを問題にしているもようであった。内政・外交・財政など政治の諸問題とクリーンか否かの問題とを比較すれば、圧倒的に前者のほうが重要だし、そもそも政治家の仕事は前者であろうが。クリーンになるために前者をないがしろにするのは単なる阿呆である。
民主党が野党であったころ、国を担うために必要な仕事や知見の質量を全く知ることなく過ごしていたことが今回明らかになった。まさかここまでヘボかったとは。
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