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2010年11月

2010年11月30日 (火)

Wikileaks US embassy cables

アメリカ外務省と各国のアメリカ大使館の間でやりとりした電報がwikileaksで公開。

Washington's view of world leadersが面白い。各国首脳の評。

Medvedev, officially the senior partner, "plays Robin to Putin's Batman"

とか。秘密だったものを覗けることが面白くないわけがない。ましてや大国アメリカの秘密。ただし、GuardianとかNYTの記事に世界を震撼させる極秘事項が晒されているわけではない模様。むしろ、公電の内容にウィットのようなものが含まれていることが意外で面白く、もちろん米大使館だけが例外であるわけがないので、世界の外交の「現場」が想像以上に人臭いものであることが分かったのが一市民の収穫であった。ただし、外交の息もつかせぬ真剣勝負が一区切りついたあとの報告が公電なのかもしれず、だからこそウィットとかジョークとかが混ざりやすい文書でもあるのかもしれない、とは思う。

 

プロの外交筋からみるとどうなのだろう。「不用意な言質」の集大成でもあり、曖昧だったからこそ逡巡していた事柄の決定のトリガーとなってもおかしくないように見える。各国反米タカ派は目を皿のようにして国内穏健派を説得する材料を探しているかもしれない。面倒なことしやがってと思っている国は多そう。サウジアラビアとか。

2010年11月28日 (日)

局面が動いていて

北朝鮮 総書記の側近を中国へ

北朝鮮は、キム・ジョンイル総書記の側近を30日から中国に派遣することを決め、韓国のヨンピョン島への砲撃で緊張が高まっている朝鮮半島情勢をめぐり、中朝間で突っ込んだ話し合いが行われる見通しです。

中国外務省、緊急会見へ

北京時事】中国外務省は28日、同日午後4時半(日本時間同5時半)から緊急に記者会見を開き、「重要情報を発表する」と明らかにした。「重要情報」の内容など詳細は明かしていないが、韓国・延坪島の砲撃を受けた北朝鮮情勢に関する会見とみられる。

なんだろう。

韓国人が居住する延坪島に北朝鮮が砲弾を撃ち込んだのはなぜか

今回の事態では、しかし中国が黙っていると漁夫の利として米軍が黄海を抑え込む可能性がある。その動きが可視になれば、中国はなにか珍妙な動きに出てくるだろう。こうした場合、中国は直接の関係国ではなく、弱そうなところをこづき回す。

タイミング的にはぴったり。

現在の印象では、あからさまに小国をこずき回すようなことも、しにくそう。あ、報道があがった。

中国 6か国協議の再開を提案

中国外務省の武大偉特別代表は午後5時半すぎから中国外務省で記者会見し、「12月上旬に6か国協議の首席代表会議を再開することを提案する」と述べました。

「重要情報」という用語から受ける印象と内容が少し違った。制裁解除が北朝鮮の望みで、中国は米国を黄海から撤退させたい。韓国は…

韓国:6カ国協議再開について話すには適当な時期ではない

11月28日(ブルームバーグ):韓国の李明博大統領は28日の中国の戴秉国国務委員との会談で、北朝鮮の核問題に関する6カ国協議の再開について話すには適切な時期ではないと述べた、と聯合ニュースが伝えた。同大統領の報道官を引用している。

北朝鮮は追い詰められている。金正恩氏は30代で若い。当人や金正日総書記は今頃何を思っているのだろう。韓国と米国が6カ国協議のテーブルにつかないと、北朝鮮の打つ手が先鋭化しそうではある。米国は北朝鮮をもっと追い詰める覚悟なのだろうか。韓国も立ち回りが難しいことになっている。

2010年11月27日 (土)

Thanks giving day

こんなに生活に根ざした、住民にとって大きな祝日だとは知らなかった。もっと賑やかに、ハロウィーンのときのように街が飾り付けられて人々は浮かれ楽しむ日なのだろうと思っていたら、違った。街は静かになって人出はなく、日本の元旦のような落ち着いた雰囲気で一日が過ぎた。学生たちは実家に帰って家族や親戚と過ごし、キャンパス内は空っぽ。七面鳥は決して美味しいわけではないけど不可欠なものであるようで、正月のおせちを思い出させる。パトカーや消防車やヘリコプターの音も少なかった。みな家にいるから事故が少ないのかもしれない。もっとも、多量の油であげるdeep fried turkeyを作るので、毎年幾つかの事故が起こるらしいけれども。

 

Thanks giving dayが過ぎると冬到来で、街によっては初雪の時期とも重なって、なおさら感覚に染み込む模様。今朝は早朝からblack Friday。Thanks giving dayのあと、早朝から色々な店で安売りがはじまる。店にならぶのは朝2時では遅すぎる、とのこと。語源は買い物客による交通渋滞。昨今はcyber Mondayが続く。ネットのトラフィックは重くなるのかしらん。

2010年11月20日 (土)

暴力は財なのかしらん

筋の良い議論は読んで面白い。 自衛隊ではなく国家が暴力装置だから国民は安心して暮らせる

国家というものが領域内のすべての「暴力(Gewalt)」を回収し正当に行使しする「暴力装置」でなかった近代以前では、社会のなかに統合されていない各種の暴力(Gewalt)が溢れていた。

暴力は回収され、統治されたものであったか。領有権=財産権、施政権=信託の枠組みでいうところの財とか富とか、政府に信託しているものの中に暴力も含まれているのかしらん。王が財を守るために暴力を装置として用いていたのなら、その暴力を解体して財を回収し、国民からの信託に応えるために政府が新たに暴力を用意したということではないのかしらん。ジャイアンが学校に回収されるのではなく、ジャイアンの腕力を削いで睨みをきかせる(ために)新ジャイアンが学校により新たに用意されたのではないのかしらん。そして、新ジャイアンはジャイアンと違って、クラスメート=主権者が制御(control)できると校則に記されている。そんなことではないのかしらん。それとも暴力はやっぱり財で、信託により運用されていて、例えば災害時の軍の活動は暴力が資本として活かされてる典型とみて良いのだろうか。わからない。

「バットマン」は国が回収しそこねた暴力で、シビリアン・コントロールされていないという意味で「ジョーカー」と同じ。国はバットマンを回収するか、バットマンの威力を削ぐか、どちらかをしなければならない。

2010年11月18日 (木)

悪名高いアメリカの「人的サービス」

周りにいる学生や教員とした話。
たしかに、「悪名高いアメリカの「人的サービス」が少しよくなってる」と思うと答えた者が多数であった。

在米1年なため私には「以前」との比較ができない。ただ、DMVを含む公的な人的サービスはよくなってるようには見えないと言ったら、同意するもの多数。ちなみに、半年近く前にうけて合格したのに自動車免許はいまだに届かない。そのことをDMVに訴えたところ先方が喧嘩腰になり驚いたことであった。

でも、ホテルのフロントとかテレビの修理とか食洗機の修理とか、サービスに関して嫌な思いをする確率は今のところ極めて低い。特にホテルの接客は、数年前までの印象と随分違う。異国における人との接し方にこちらが慣れただけだと思っていたけど、「人的サービス」がよくなってることの一例なのかもしれない。

2010年11月14日 (日)

Graphical model

確率変数間の依存関係をあらわすのにgraphical modelがよく使われる。全変数の数値データが与えられているとき、どの変数どうしを結ぶべきかを決めたい。どの変数もガウス分布なら、共分散行列の逆行列を見ればそれが分かる。隠れ変数があるときの構造学習法にはいつくか。以前はEMアルゴリズムが主流だったもよう。昨今はconvex optimizationの技法が向上していろいろできるようになりつつある。

尖閣ビデオの話は続く。

sengoku38の一手で「仙谷」政権、詰んだな

なんの密約か。すでに噂されているのでたいした話ではない。中国政府から尖閣ビデオを公開しないでくれという要望に「仙谷」政権が受諾したというものだ。

中国と外交対応ができない政権で日本がやっていけるとは思えない。そしてこの東アジアにあって中国とまともな外交ができない国家に他国からの信頼が得られるわけもない。

船長を捕まえてみせたり、ビデオを流出させてみせたり。

次の手を予測しにくいという意味で、民主党政権のタチの悪さは格別ではないか。それにしても、東アジアの国々からの信頼が損なわれるのは嫌だ。孤立して発狂したりもしたくない。

ところで、実際にビデオが公開されてしまった。で、その結果、中国に不利な世論が実際に形成されたり、中国国内で望ましくない反応が起こったりしたのだろうか。密約を破った結果「ほら、だから公開しないでくれと言ったのに」といった事柄がどこかで起こっているのだろうか。

 

首相「尖閣は我が国固有の領土と伝えた」 胡主席に

尖閣諸島は我が国固有の領土であってこの地域に領土問題は存在しないという立場を明確に伝えた」と表明した。

「この地域に領土問題は存在しない」という後半の文章がなぜ必要なのかよく分からない。それはともかく、いろいろな人が指摘しているけど、首相の表情がますます冴えない。

2010年11月 5日 (金)

尖閣諸島のビデオ流出

尖閣衝突ビデオ、ユーチューブに流出か 海保が調査

ビデオはどうやって管理されていたのだろう。何人くらいがアクセスできる状況だったのだろう。ビデオにアクセスしうる人物の氏名IDは管理できていたのだろうか。流出経路の追跡はできるだろうか。関係者や責任者の処罰はなされるだろうか。国会での公開が漏洩のきっかけになったようにみえるけど、どうなんだろう。

この流出によって誰でも同ビデオを加工できる状況になったので、「オリジナル」など無いに等しい状況になってしまったようにみえる。情報管理の甘さが際立って、外交のカードをひとつ失って。

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