教育の未来?
すごいなぁ、と思う。進捗管理の背景の一部は、Markov Decision Process が担っている。子供の習熟度の進行を確率モデルで表現して、その進行速度を最適化する。最適化と聞くと多数派にあわせることで少数派が虐げられる印象を持つ人が多そうだけど、そうではなく子供それぞれに最適なプログラムが提供されると謳っているところがミソ。子供の「画一化」のツールにみえるかもしれないけど、そうではない。
下記のエントリを思い出してみる。
極東ブログ:マリアンヌとコロンビア、国家の擬人化、理性教というカルト
そしてエンゲルスによって「理性」は「科学」に書き換えられる。科学的でないものは、暴力的に攻撃することが理性教カルトの継承の特徴であり、それは後の歴史にも継承されていく。今でもそうなのかもしれないが。
上記のツールをつかうと、プログラムの進捗度が定量評価されて可視化される。国語とか算数とか異なる分野の点数を単純に合算することは既に広くおこなわれていて、この結果評価は一次元になりがち。この一次元の定量評価が暴力を振るう根拠に使われてはならないな、とは思う。
下記のエントリも思い出してみる。
学校でね、生き物を飼ったりするでしょう。
でも、算数とか社会、国語とか、
学科を教えるのが得意な人が、全員、
生き物をじょうずに飼えるかといったら、
それはまた別のことだからね。
「それはまた別のこと」なのであった。
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